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芸術のDNAを継承☆「こうりんークローン文化財 上洛ー」展【京都・渉成園】

  • 2023.1.25
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東京藝術大学が開発する「クローン文化財」と称する文化財複製技術☆東本願寺の渉成園ではその技術を紹介する展覧会が開催されています☆1月29日(日)まで☆

世界の名作と日本の建築空間

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東京藝術大学では、芸術と科学技術を融合させた「クローン文化財」という文化財複製技術を開発されています。

保護すべき文化財を大切に保存する事と、その価値を多くの人に公開する事の意義。
そんな矛盾を最新の技術だけでなく、作品のや世界観や精神性、時代背景など芸術のDNAまでも複製しようとすることで解決しようというもの。

この展覧会では世界的に有名な文化財、作品を単なる複製だけにとどまらず新たな表現方法も加え、日本の伝統的建築という空間との調和も興味深い。

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エドゥアール・モネ「笛を吹く少年」を3次元にした立体再現。

想像による後ろ姿を加えることにより立体化。
本来の絵画の質感を損なわないよう油絵で着色されています。

廊下の一番奥まった場所。
立体になることによりこの作品を活かす一番面白い場所にレイアウト出来ています。

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3Dデータで再現したガラス製の法隆寺金堂 釈迦三尊像。

この光の演出も面白いですね。

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下から照らす光によって不思議なパターンが現れています。

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現実にはありえない真後ろからも。
このへんの展示鑑賞に対する規制の緩さがちょっと特別です。

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非常に緻密に描かれた「バベルの塔」を、より詳細に見やすく鑑賞出来るよう300%拡大されたもの。
作品に描かれている人物は1400人にも及ぶそう。
壮大なスケールに不思議なロマンを感じさせますね。

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ゴッホの代表作のひとつ「ひまわり」。
焼失により現存しませんがクローン文化財として蘇っています。

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会場は東本願寺の飛地境内地 渉成園内の䌚風亭。
会期は1月29日(日)まで。
文化財と言うと堅苦しいですが、誰もが知っている世界の名作を違う角度から鑑賞できる面白さがあります。
渉成園の見学もぜひ合わせてお楽しみくださいね。

基本情報

『こうりん -クローン文化財 上洛- 』 展

■ 会 場 真 宗 本 廟 ( 東 本 願 寺 )飛地境内地 渉成園 ( 䌚風亭)
京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町

■ 会 期 2023年 1 月 14 日 ( 土 ) - 1 月 29 日(日)

■開館時間 9:00 - 16:00(入場は 15:30 まで)

■入場料 無料
※別途渉成園受付にて庭園維持寄付金 500 円が必要

■詳 細 https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/

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