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「ありそうでなかったアイデア」を生み出す人になるには?

  • 2023.1.25

ブレストの場でアイデアを求められるも、なかなか思いつかない...。メンバーを驚かせるようなアイデアを出せたらいいのに...。

そんな経験をしたことがある方も多いはず。「これが欲しかった!」と誰もが共感するアイデアにはセンスや努力、経験は不要だ。ちょっとしたシンプルな発想法が重要になってくるという。

2023年1月20日『「ありそうでなかったアイデア」のつくりかた』(クロスメディア・パブリッシング)が発売された。

人は、「身近に感じるもの」に共感し、「意外な工夫」に驚きを感じる。「ありそうでなかった」と感じられるポイントをおさえることが大切なのだ。

転がっていかない「四角いガムテープ」→20.5万「いいね」
勉強が楽しくなる「繁華街になる付箋」→11.3万「いいね」
かわいくて失くしたくない「マンタのロッカーキー」→3.5万「いいね」

これらの「ありそうでなかったアイデア」をSNSに投稿しているのは、クリエイターのいしかわかずやさんだ。大手IT企業でデザイナーとして勤めるかたわら、様々な商品デザインコンペに応募し、受賞率9割以上を誇るという。

そんないしかわさんのアイデアノウハウが本書にまとめられている。

話題になるアイデアを連発するいしかわさんだが、特別難しいことはしていないという。心がけるポイントは、「2つのアプローチ」と「2つの発想法」だ。本書では、30のアイデアの発想過程とともに紹介していく。

例えば、「テーマから考える」「競合商品を見て考える」など人が考えそうなところから発想すると、生まれるアイデアも人と重なってしまう。そこでいしかわさんは、「課題を解決する」「特徴を伸ばす」の2つのアプローチを紹介する。

また、目指すアイデアの方向性が決まったら発想法が必要になる。大げさで複雑なアイデアを狙うのではなく、「見立てる」「ちょっと変える」というシンプルなところから手をつけていこう。

仕事のアイデアで行き詰まっている時は、アプローチを変えてみよう。仕事での企画出しが楽しくなるような1冊。

■いしかわ かずやさんプロフィール
いしかわ・かずや/SNS総フォロワー10万人超えのアイデアクリエイター、大手IT企業勤務のデザイナー。主な受賞歴は、「サンスター文具 文房具アイデアコンテスト」第24回審査員特別賞、第25回グランプリ、「コクヨデザインアワード2020」ファイナリスト、「シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」12th・13th・14th 3年連続受賞、宣伝会議賞二次通過など。自身のSNSやYouTubeチャンネルでも、アイデアや発想のノウハウを多数発信している。

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