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開運!「界 日光」の厄除け・厄払い・厄切りできる宿泊プランとは?【星野リゾート宿泊記】

  • 2023.1.25
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栃木県の人気観光スポットである日光。日光の中禅寺湖と男体山を望める場所に、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界 日光」があります。いろは坂を上った標高が高く静かな場所にあるため、日常から少し離れ、心身の疲れを癒すのにもぴったりの場所。今回は、温泉で身体を清め、日光の神社やお寺での厄除け・厄払い・厄切りも受けられる「日光厄除け払い切りプラン」をご紹介。客室から見える中禅寺湖と男体山、風光明媚な風景を存分に満喫できる「界 日光」を宿泊記をお届けします。※本記事は2021年3月14日掲載のものに最新情報を加筆修正して配信しております。

 

伝統工芸“鹿沼組子”が美しい。落ち着いた雰囲気の「界 日光」

都内から日光までは電車で約2時間。JR日光駅、東武日光駅からバスで40分ほどの場所に界 日光があります。

界 日光のエントランスから中へ足を踏み入れると、広々と落ち着いた雰囲気が漂うロビーがお出迎え。

目に飛び込んでくるのは、さまざまな場所にあしらわれた美しい鹿沼組子。日光東照宮が造られた際、全国から集まった木工職人によって伝え生まれた鹿沼組子は、界 日光全体のインテリアの一部として素敵な空間を演出しています。

ロビーの一角にはトラベルライブラリー「組子ライブラリー」があります。鹿沼組子に加え、日光彫や益子焼など、栃木を代表する伝統工芸品が装飾として点在。ライブラリー内は、気になった本を手に取ってみたり、コーヒーやハーブティーなどのドリンクが楽しめるスペースとなっています。コーヒーやお茶だけでなく、ハーブティーも用意してくれているのが、とてもありがたいのです。

目の前は中禅寺湖!客室の眺望にうっとり

今回は、「日光厄除け払い切りプラン(旧:日光やくばらい湯治プラン)」での宿泊。日光東照宮、日光山中禅寺立木観音での「厄除け」、界 日光での「厄払い」、二荒山神社中宮祠での「厄切り」など、界に滞在しながら心身を清めることができる宿泊プランです。

なんといっても素敵なのは、客室からの眺望。目の前には中禅寺湖が広がり、向かって右側には男体山もよく見えます。天気のよい日は本当に景色がきれいで、四季それぞれの自然の美しさを感じることができるんです。

静かな中禅寺湖を眺めているだけで、心まで穏やかになりそう。よく晴れた青空には、中禅寺湖と周りの山々の風景がよく似合います。

客室のいたるところに、鹿沼組子が。鹿沼組子が醸し出す和の雰囲気がとても素敵で、居心地のよさを感じます。

客室の鍵についているチャームも可愛いです。筆者の宿泊した部屋の鍵は、お猿さんと鹿沼組子がついていましたが、お部屋によってついているチャームが異なるのだそう。また、界では着心地のよい作務衣が館内着として用意されています。スタッフにお願いすれば、職人によって一枚一枚丁寧に縫い上げられた亜麻100%の浴衣も用意してもらえます。

全国の界めぐりをして、色違いをそろえたい、界オリジナルの風呂敷は紫色。風呂敷は館内の移動に便利な手提げに早変わり。大浴場へ行くときや、食事処へ行くとき、活用すると便利ですよ。

©Hoshino Resorts Inc.

チェックイン後は、古くから魔除けの食材として親しまれてきた山椒を使った厄払いドリンク「山椒ソーダ」が楽しめます。

自分たちだけの贅沢な空間「貸切風呂」

©Hoshino Resorts Inc.

界 日光には、貸切風呂があります。日光やくばらい湯治プランでは、かけ湯の際、桶に厄除け祈祷をした日本酒も一緒に入れます。それでかけ湯を行うことで、身体のお清めを行うのです。さほどたくさんの日本酒を入れたわけではないのですが、かけ湯の際にはふわっと日本酒のよい香りが感じられました。

©Hoshino Resorts Inc.

貸切風呂はプライベート感はたっぷりなうえ、広々としているのでゆったりとお風呂を楽しめます。大浴場とはまた違った満足感が味わえます。貸切のため、利用したい場合はチェックイン時に予約しましょう。

特別会席には栃木の地酒でペアリングを楽しんで

貸切風呂で冷えた身体が温まった後は、お待ちかねの夕食タイム。今回は特別会席をいただくことに。せっかくなので、お酒は果実酒の飲み比べと栃木の地酒 ペアリングセットを選びました。

果実酒は5種類の中から好きなもの3種類を選びます。今回は、ゆず、みかん、あんずを選択。どれも飲みやすいので、お酒があまり強くないという方にもおすすめです。

栃木の地酒 ペアリングセットは、料理に合う栃木の地酒が出てきます。お料理とお酒の組み合わせを味わうのと同時に、自分の好きな地酒を発見できるのも楽しいですよ。

先付けは雲丹 湯波ムース 献上醤油のコンソメゼリー。雲丹と湯波ムース、コンソメゼリーと、食感の違いを楽しみつつ、雲丹の味を邪魔しない見事にバランスの取れた味わいです。

お椀の後に登場するのは宝楽盛り。日光という土地にちなんだお猿さんや眠り猫が有田焼のうつわに描かれているのが、なんともキュートです。

台の物は、和牛と湯波の柳川仕立て鍋。中央には生ゆばと乾燥ゆばの2種類が入っており、食感の違いが楽しめるようになっています。ぐつぐつ煮た後には卵を入れ、少し蒸らしてからいただきます。

食事の締めはデザート、界 日光特製 苺と軽いミルクのムース。いちごは栃木を代表するフルーツですよね。

※記事内で紹介した料理は、2021年3月時点でのものです

伝統工芸品を知る「日光下駄談義」

©Hoshino Resorts Inc.

夜には400年の歴史がある伝統工芸「日光下駄」を用いたご当地楽「日光下駄談義」が開催され、自由に観覧できます。とても趣がある能舞台でのショーは必見。伝統工芸品である日光下駄の歴史や魅力を知ることができるんです。

日光下駄を履いて踊る、スタッフによるタップダンス。躍動感があり、生き生きと踊るスタッフの姿に元気をもらえました。

大浴場でゆったりと温泉を楽しむ

貸切風呂も楽しみましたが、もちろん大浴場にもゆっくり浸かりたい!眠りにつく前に大浴場にやってきました。

内風呂 ©Hoshino Resorts Inc.

露天風呂は岩造りの湯殿で風情もたっぷり。到着した日は雨でしたが、しとしとと雨が降る音を聞きながら入る露天風呂も情緒があってよかったです。屋根があるので、雨が降っていても濡れる心配はありません。

界では、オリジナルの和漢コスメがそろっているので、化粧品を持って行かなくても大丈夫なのがうれしいです。大浴場だけでなく、客室にも同じものが置かれています。

広々とした湯上がり処。開放感があって、ゆったりとくつろげます。

お風呂上がりのドリンクとして、梨ウォーターやルイボスティーも用意されています。界ではおなじみの、アイスキャンディーもあります。

爽やかな朝の空気を浴びながらウォーキングも

翌朝、少し早起きして湖畔をお散歩することに。お部屋からは、朝日に照らされ赤く染まった男体山が見えました。界では、肺機能・免疫力向上にアプローチするプログラムのひとつとして、パワーウォーキングを推奨しています。スタッフおすすめの目的地までのMAPを参考に、往復40分程度のウォーキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

日光山中禅寺立木観音で護摩祈祷を体験

朝食後は早めにチェックアウトして、日光山中禅寺立木観音で護摩祈祷を受けました。中禅寺は、日光開山「勝道上人(しょうどうしょうにん)」によって建立されたお寺で、世界遺産「日光山輪王寺(にっこうざんりんのうじ)」の別院です。この日は快晴で、とても清々しい朝でした。

まずは写仏を行うことに。写経は体験したことがありますが、写仏は初めてです。心を静め無言で、ひと筆ひと筆心を込めて書きます。最後に願いごとと日付、自分の名前を書いて納めると、界 日光オリジナル御朱印が授与されます。

護摩祈祷が始まりました。護摩祈祷は、護摩木という特別な薪を投入し、願いごとを清めて成就するように祈願することだそう。炎が上がり、祈祷が続きます。

中禅寺の御本尊「十一面千手観世音菩薩」は、勝道上人が中禅寺湖上に千手観音様を見た姿を、桂の生きた立木に彫ったと伝えられており、立木観音と呼ばれます。日光山で最も古い仏像で、国の重要文化財です。興味深いのが、観音様は現在も地に根をはっているということ。

千手観音様の御利益は、「諸願成就」といって諸々の願いごとを成就してくれる仏様なので、観音様の前に立ったら、そのときの願いごとをお伝えしてみるとよいそうですよ。

高台にある五大堂からの景色も一見の価値があります。五大堂から望む美しすぎる景色。心が洗われるような風景をぜひ見てほしいです。

天井には、迫力満点!堅山南風画伯によって描かれた大雲龍を見ることができます。

将軍着座の間 ©Hoshino Resorts Inc.

厄除け払い切りプランでは、このほかに日光東照宮にて特別祈祷が受けられ、一般入室ができない「将軍着座の間」にも入ることができます。

二荒山神社中宮祠では厄切りを

続いては二荒山神社中宮祠で厄切り祈祷を受けます。二荒山神社中宮祠は、日本では伊勢神宮に次いで二番目に広い神域をもつ神社なんだそう。男体山の麓に位置する中宮祠は、1200年以上の歴史があり、日光のパワーの源である神域として知られています。

中禅寺湖と鳥居

©Hoshino Resorts Inc.

二荒山神社中宮祠には、日光山中の沢に棲んでいた化け物「袮々(ねね)」を斬ったという伝説を持つ「袮々切丸」という日本一の大太刀があります。古くから刀に所縁のある神社ならではの「剣(つるぎ)の舞」をご神前に奉納することで、厄を断ち切る「厄切り」ができるというもの。

お寺や神社で厄除けや厄払いなどを受けたいと思っていても、敷居が高く感じたり、どこで受けるべきか迷ってしまうこともありますよね。界 日光の厄除け払い切りプランでは、プラン内にすべて組みこまれているので、旅行がてら気軽に参加できるのがうれしいです。

温泉にゆっくり浸かり身体を癒し、男体山と中禅寺湖を望む場所で過ごすことによってよい“気”を得る。そして、本気の厄除け払い切りを体験することで運を開く。心身ともに清らかになり、明日への活力を存分に得られる体験をここ「界 日光」で味わってみませんか。

界 日光

住所:栃木県日光市中宮祠2482-1

電話番号:界予約センター050-3134-8092(9:30~18:00)

宿泊料金:35,000円~(2名1室利用時の1名料金 サービス料・税込)

[Photos by Aya Yamaguchi & Chika]

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