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アカデミー・フィルム・アーカイブが誇る素晴らしき映画遺産

  • 2023.1.24

Film Treasures from the Academy Film Archive

アカデミー・フィルム・アーカイブが誇る素晴らしき映画遺産

Film Treasures from the Academy Film Archive
Top Photo:『きゅうり畑のかかし』

国立映画アーカイブと Academy Film Archiveが共催し、23プログラム(35本)を上映する企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」が2月5日(日)まで開催中。

『クイーン・オブ・ダイヤモンド』© Arbelos
『きゅうり畑のかかし』

アカデミー賞で知られる米国映画芸術科学アカデミーの映画保存機関として、1991年に正式に発足したAcademy Film Archive。

その歴史はAcademy of Motion Picture Arts and Sciencesが1929年より開始した映画収集に遡り、これまでにアカデミー賞受賞・ノミネート作品から先鋭的な実験映画、映画の予告篇、記録映画、ホームムービーに至るまで、外国映画も含めて23万本を収集・保存し、さらに復元も積極的に行ってきた。

『アンニー可愛や』
『草原のハーレム』 Courtesy of the Toddy
『青空恋をのせて』
『ジェイソンの肖像』 © 2014 Milestone

日本で唯一の国立映画専門機関である国立映画アーカイブと共同で開催される今回の企画では、23プログラム(35本)の上映を通じて、Academy Film Archiveのコレクションや近年の復元の成果を幅広く紹介。

日本人監督作を含むアカデミー賞受賞作品や、アカデミー・フィルム・アーカイブの復元によって甦ったインディペンデント映画「Scarecrow in a Garden of Cucumbers(邦題:きゅうり畑のかかし)」(1972)、「Primary(邦題:予備選挙)」(1960)、「Portrait of Jason(邦題:ジェイソンの肖像)」(1967)などがラインナップする。

また、現存が初めて確認された映画の貴重な断片を含む「日本の映画作り」といった日本との繋がりが深い作品も上映され、あらゆる映画ファンにとって見逃せない特集となっている。

『ユア・フェイス』 © 1987 Bill Plympton
『つみきのいえ』© ROBOT

ハリウッドの中心地から開かれた、貴重な映画コレクションへのアクセス。
現代の映画作家にも影響を与え続ける傑作を、スクリーンで確かめて。



HELLO DIAL
050-5541-8600



【Film Treasures from the Academy Film Archive】
DATE:2月5日(日)まで開催中
※月曜休館
PLACE:国立映画アーカイブ 本館 小ホール
ADDRESS:東京都中央区京橋3-7-6 地下1階
ADMISSION:一般 ¥1,000、高校・大学生・65歳以上 ¥700、小・中学生 ¥500
FILMS:
「アンニー可愛や」(1925)
「ブラック・アンド・タン」(1929)
「草原のハーレム」(1937)
「青空恋をのせて」(1932)
「日本の映画作り」 (1935)他
「街の野獣(プレ・リリース版)」(1950)
「荒馬と女」(1961)
「ナイト・タイド」(1961)
「主人公」(1966)
「ジェイソンの肖像」(1967)
「きゅうり畑のかかし」(1972)
「悪魔と戦うキューバ人」(1971)
「バーバラ・ハマー初期作品集」
「グレゴリオ・コルテスのバラッド」(1982)
「クイーン・オブ・ダイヤモンド」(1991)
「孔雀夫人」(1936)
「羅生門(デジタル復元版)」(1950)
「恋の手ほどき」(1958)
「バリー・リンドン」(1975)
「アメリカ合衆国ハーラン郡」(1976)
「ノーマ・レイ」(1979)
「狼男アメリカン」(1981)
「アニメーション短篇集」
「ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス」(1998)
「予備選挙」(1960)
WEBSITE:www.nfaj.go.jp/exhibition/academy202212/
※上映日時・チケット購入方法等の詳細は美術館のウェブサイトをご確認ください。

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