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「うち平均以下じゃん!」ずるい!平凡妻はキラキラ裕福ママを見ては落ち込んで<あのママが妬ましい>

  • 2023.1.22

あの人は、きっと私のような悩みなんかないだろう……隣の芝生は青く見えて、妬ましい。とあるパン工場に勤務する3人のワーキングマザーの群像劇。

周りから評価ばかりを気にするあまり、何事にも満足できない百瀬雪(25歳)。

娘を出産し、初めて母と面会させますが、母に娘の目が一重なのを残念そうに言われたり、質素な入院食を見て、旦那の稼ぎが少ないせいだと、遠回しに嫌味を言われてしまいました。

「家事や子育ては私が頑張るから、ヒロ君は出世か転職して、給料上げてね! それがパパの仕事だよ!」

お金持ちに憧れのある雪は、裕福ではない今の生活にもコンプレックスを持っており、夫へ「もっと稼いで」と伝える雪。自宅での生活が始まったあとも、キラキラした生活への憧れは止まらなくて……。

30歳までに結婚し、出産すれば幸せになると思ってた。

退院後、新生児のお世話に疲弊したり、夫に苛立ったりと、あわただしい生活を送る雪。

「これって、SNSでよく見るやつ! 私いま、同じ体験してる!」

30歳までに結婚して、子どもを産めば、毎日が輝く。

そう思っていた。

でも、30歳までに結婚して、子どもを産んでも、いままでの平凡な自分のままで何も変わらない。キラキラした生活なんて夢のまた夢。

雑誌で見る幸せそうなファミリーのキラキラ輝く職業や肩書き、笑顔を見てはイラッとして、同世代の人たちの平均世帯年収を知っては、自分たちと比べて落ち込んでしまいます。

「うち、平均以下じゃん! お金持ちになりたい!」

「あの雨宮さんの夫も、お金持ちで協力的? だとしたら、ズルイ……! 」

お金持ちへの羨望が止まらない雪。裕福で、キラキラした生活をしていて、美しくて、やさしい夫がいて家庭円満。そんな人たちへの妬ましい気持ちと、自分もそうなりたいという強い憧れが、自分の日常を「つまらない平凡な生活」だと思い込ませてしまいます。他人と比べて落ち込んでいるようでは、今ある幸せに気づくのはまだ難しそうですね。


著者:マンガ家・イラストレーター きなこす

ベビーカレンダー編集部

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