蒸留家・江口宏志の1泊旅。蒸留所と樽造り工場を縦断しもっと深く濃く酒好きになる！

鹿児島／南九州市ほか

蒸留所と樽造り工場を縦断し
もっと深く濃く酒好きになる！

酒造りの相棒、それは樽と蒸留器。お酒を造る環境や時間を体感すれば、普段のお酒もより深く味わえます。そこで考えたのが、一般見学できる蒸留所や工場を訪ねる長距離弾丸旅。

鹿児島の〈佐多宗二商店〉では、ドイツやイタリアなど9ヵ国の蒸留器が稼働する様子に興奮。日本初のハーブ農園〈開聞山麓香料園〉へ寄り道したら、宮崎にある日本随一の洋樽メーカー〈有明産業〉で職人の手仕事に触れたいです。

アナログから一転、2日目は専用アプリで管理するオランダ最新蒸留器を見に佐賀の〈楠乃花蒸溜所〉へ。随所でジンや焼酎も購入し、ホテルでしみじみ乾杯！

SCHEDULE

1日目

08：30 鹿児島空港着、レンタカーを借りる。
09：30 〈佐多宗二商店 赤屋根製造所〉で、ドイツ製の連続蒸留器やフランス製のシャラント式蒸留器を見学。日本固有のボタニカルを使ったクラフトスピリッツを購入。
12：00 ハーブ農園〈開聞山麓香料園〉へ寄り道。
15：00 宮崎の〈有明産業〉で洋樽造りを見学。
19：00 長崎・佐世保港に面した〈RE SORT〉に宿泊。屋上の樽形サウナに入る。日中飲めない分、購入したお酒を堪能。寝坊覚悟。

2日目

11：30 佐賀の〈楠乃花蒸留所〉へ。オランダ製の最新蒸留器「iStill」を導入したスピリッツ造りを見学。スティルダムジンを購入。
13：00 田舎道に現れるエッフェル塔（フランスの20分の1スケールで造られた珍アート）でブラックモンブランを食べ、長崎空港へ。

profile

江口宏志（蒸留家）

えぐち・ひろし／南ドイツで蒸留技術を学ぶ。日本の果樹や植物から蒸留酒を造るべく、千葉県大多喜町の薬草園跡地に〈mitosaya薬草園蒸留所〉設立。

公式サイト：https://mitosaya.com/