コーヒーや紅茶が香る焼き菓子で癒しのひとときを♪ お取り寄せできるおすすめ5選

スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。第8回目は、寒い日が続いて自然とおうち時間が増えるこの季節におすすめしたい、コーヒーや紅茶の焼き菓子をご紹介します。 ふくよかな香りと焼き菓子特有の温かみがもたらすハーモニーは、ほっこりと幸せなひとときを約束してくれますよ。

コーヒーとラムの香りが調和した、第2のレーズンウィッチ

古くから鎌倉みやげとして世代を超えて愛されている「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチ。普遍的なおいしさは多くの人の心を捉え、現在は平均一万個以上も日々生産しているそう！ そんな人気商品に新たな種類として、2021年3月にコーヒーのフレーバーが加わったのはご存知でしょうか。

ブラジル産のコーヒー豆と風味を重視したブレンドの2種類を使ったコーヒーバタークリームを、さくさくのバターサブレでサンド。8年熟成のジャマイカ産ラム酒で煮上げたラムレーズンが相まって、深みのある香りと心地よいほろ苦さにグッと引き込まれます。

コーヒーと燻製香が幸せに導く、葉巻モチーフの焼き菓子

福岡県福岡市にある「Pâtisserie au fil du jour（パティスリー オー フィル ドゥ ジュール）」は、吉開雄資さんがオーナーを務める人気パティスリー。店のシグネチャーともいえる焼き菓子の「ビスキュイモカドール」は、2019年11月に発売されるとたちまち人気を博し、完売が続いた時期もある注目の品です。

表面をさっくり焼き上げたアーモンドが香ばしいビスキュイは、恩師が好きだった葉巻をコンセプトにして細長い形に。ほんのり燻製香をつけたコーヒーのバタークリームを挟み、ふわっと鼻から抜ける香りや長く続く余韻は“大人のためのお菓子”と呼ぶのにふさわしい贅沢感がありますよ。

横浜の名所・銀杏並木から生まれた、紅茶のさくさくリーフパイ

1927年開業の長い歴史をもつ「ホテルニューグランド」は、横浜を代表するクラシックホテル。その目の前にある美しい銀杏並木から着想を得て2022年9月に誕生したのがリーフパイです。個包装のパッケージにプリントされたイチョウは「長寿」の花言葉をもち、縁起がいいので大切な方への贈り物にもおすすめですよ。

国産バターを使用して約1250層に折り重ねたパイ生地はサクサク。「紅茶」のフレーバーは、ホテルオリジナルブレンドティーの茶葉を混ぜ込んでいます。セイロン紅茶をベースに、コーンフラワーやマリーゴールドのハーブをブレンドした茶葉をそのまま練り込んで焼き上げているので、気品のある香りがふわり♪

神戸発のアールグレイ専門店が作る、フワフワの台湾カステラ

2018年に神戸で誕生し、仙台にも支店をもつ「& EARL GREY（アンド アールグレイ）」は、日本初のアールグレイ専門店。ひときわ高い人気を誇る「fortune 台湾カステラ」は正方形が可愛らしく、催事で2時間待ちの行列ができることもあったほど注目を集めています。

茶葉をミルクでしっかり煮出して生地にたっぷりと練り込み、人工の香料を使わず天然ベルガモットのシロップを染み込ませることで優雅な香り立ちに♪ ⁡台湾カステラの醍醐味ともいえるフワフワ感も相まって、幸福感たっぷりですよ。自家製のオリジナルソースがミックスベリー・マンゴーパッション・アールグレイミルクジャムの中から選べ、味変も楽しめます。

ティーラテ専門店で人気！ ケーキのような彩りのスコーン

東京・表参道や京都・嵐山などに店舗をもつ、日本発のティーラテ専門店「CHAVATY（チャバティ）」。一つ一つ毎日焼き上げるスコーンをシグニチャーメニューとして提供し、公式オンラインショップでは販売開始2分で1000個が売れた実績があるほどの人気を誇ります。

ほんのりとバターが香る生地に、さまざまな素材を練り込んだスコーンセットを季節ごとに展開。2023年1月いっぱいまで販売予定の内容は「洋梨とチャイのスコーン」「柚子とホワイトチョコのスコーン」など、冬の柑橘の代表格である柚子やお茶をテーマにした4種で構成されています。

焼き菓子から伝わるコーヒーや紅茶の香りに、ほっと癒されてみてくださいね。