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ときには「しない」という引き算も 日常に「美学」を取りいれよう

  • 2015.11.16
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美しさといっても、その基準は人によってちがうものです。時代によって美しいとされるものは変化していることも。19世紀ごろに描かれた美の象徴“ヴィーナス”も、現代人の目から見ると中年太りのおばさん体型という印象を受けます。

© VadimGuzhva - Fotolia.com

「美」とは、あやふやでしっかりとした基準がないもの。だからこそ、自分なりの「美のあり方」つまり、美学を持つことが必要なのではないかと思えてくるのです。

■外見に見あった自分でいる

私たちは美しくなれる“物”には、敏感に反応します。流行の色やデザイン、化粧品、サプリ。でもそれらはすべて、外側を美しくすることしかできません。

化粧も服もネイルまでびしっとキメてる女性が、朝の電車で大きな口を開けて眠っているといった光景を目にすることがあります。そのたびに、「品性」とか「配慮」といった内側の美しさにまで手がとどいていないことを残念に思うのです。

もし、この女性が「外側の美に見あった自分でいる」という美学の持ち主であったら、人に与える印象もまったく別のものになったことでしょう。

■美学を生活に取りいれる

では、「内側の美学」ということはどういうことでしょう。それは、外側と同じように内側もおしゃれをするということです。自分にとって「美しいと思えるあり方」を考えてみることをおすすめします。

そこで気づいたものが、あなたにとっての「美学」です。小さなことでいいのです。それでも、その美学を実践するには相応の準備が必要になったりするものです。

たとえば、「つらいときこそ笑顔」という美学を持ったとしたら、気持ちの切りかえの仕方や、精神的な強さが必要となるでしょう。日々の生活に「美学」を取りいれる、それこそが内側の美しさをみがくことでもあるのです。

「~しよう」といった足し算ばかりではなく、美しくないと思うことを「しない」といった引き算でもいいのです。

■外側と内側の美しさのバランスを考える

どんなに外側を飾りたてても、猫背だったり表情が険しかったりすると、美しさは半減してしまうもの。また、大人の女性がはやりの若者言葉を多用していたり、うわさや悪口ばかりだったら、どうでしょう。

姿勢や言葉は、その人の内側から出てくるものです。それらは外見や年齢とあっているだろうか、表情はせっかくの外見を汚してはいないだろうか。鏡で全身をチェックするように、内側からも自分を見直してみましょう。

■正しい姿勢を心がける

外側も内側も関係なく、美しさを保つには、たゆまぬ努力が必要ですよね。

しかし、残業続きで疲れきっている日や失敗して落ちこむ日もあるでしょう。そんなときは気力もなくなってしまいがち。そういった場合は、姿勢よく歩くことをおすすめします。

壁に頭と肩甲骨、お尻、かかとをつけてまっすぐ立ち、そのまま一歩前に出ます。それが正しい姿勢です。姿勢よく歩くと気分も前向きになり、もうちょっとがんばろうと思えてきます。

そしてネガティブなものや汚い言葉を口にするのをさけましょう。不思議なことに、このふたつを心がけるだけで、表情や所作までもが美しくなってきます。

自分に「美学」があるということは、基準となるラインを持つということ。外側は、内側のありようとの連動で、さらにキレイになれるのです。

「これだけは守ろう」というこだわりを持つことが、自分をよりかがやかせてくれるでしょう。

(かりんず)

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