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この秋はアートに触れて自分をみがこう! 必見展覧会3つを紹介

  • 2015.11.16
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“芸術の秋”まっただなか。「展覧会に行きたいけど、たくさんありすぎて、どこに行けばいいかわからない」という人も多いのでは。

© SIN - Fotolia.com

そこで、現在開催中のオススメの展覧会を紹介します!

■これぞ王道! アート好き女子は要チェック「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」

東京都美術館にて12月13日(日)まで開催中のモネ展。モネといえば、マネやルノワールとならび称される「印象派」の代表的な作家です。

日本での「印象派」の人気はとても高く、1年中どこかの美術館で「印象派」の展覧会が行われています。どうして「印象派」はこんなにも人気なのでしょうか?

アートには「癒し系」と「覚醒系」(啓蒙系?)の2種類が存在します。「印象派」の絵画は淡い描線で描かれ、“光”をいかに表現するかを突きつめた、典型的な「いやし系」アートなのです。

日本人は、アートにいやしを求める人が多いため、「印象派」がこれほど人気を博すのではないでしょうか。東京都美術館で、いやしの時間を過ごしてみるのもよさそうです。

■ちょっと通ぶりたい人には「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」

あらゆる人間をトリコにしてきた「黄金」にまつわる展覧会が、2016年1月11日(祝)まで、東京・上野の国立西洋美術館で行われています。

世界最古の金製品をはじめ、古代ギリシャ、トラキア、エトルリア、古代ローマの時代までの約4000年にわたる金の傑作が一堂に集結します。

なかでも必見なのは、女性たちを彩ってきた金の装飾品です。繊細でやわらかな曲線を持つ、豪華けんらんな数々の装飾品。金に興味がなかった人も、思わずじっと見入ってしまうことまちがいなしです!

■マニアック女子、集まれ! 話題づくりにはもってこいの「春画展」

芸術的にも、人文学的にも大変価値のある春画ですが、日本ではあまり注目されることはありませんでした。その芸術性に先に目をとめたのは海外の人々で、2013年から2014年にかけて大英博物館で行われた春画についての展覧会は大きな反響を呼びました。

その後、日本でも春画に対する評価が変わってきたようです。それまでは、春画は秘宝館くらいでしか見ることができませんでした。

じつは、著名な浮世絵師のほとんどが、春画を制作しています。そして、春画の普及は浮世絵版画という江戸時代の印刷技術の発達のおかげでもあるのです。春画を語ることなくして当時の浮世絵師を語ることはできませんし、当時の出版業や庶民の生活について語ることだってできないのです。

こんな展覧会行くのは、男ばっかりだろうって? いえいえ、女子だって、見てイイんです!

大英博物館で行われた展覧会も今回の展示も、女性客が目立っていたそう。絵師の高い技術とユーモアの融合である春画のよさが、性別を問わず受けいれられているということですね。

エロ時代の奔放なエドを…。もとい、江戸時代の奔放なエロを、存分に楽しんじゃいましょう! 会期は12月23日(祝)まで。場所は永青文庫です。

さまざまなジャンルのアートに触れて感性をみがき、教養を高められたら、女性としての魅力アップにもつながりそうですよね。

(サカマキ貝)

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