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暖房つけずに快眠できます! 女性約100人調査「節約できる“寝る時の寒さ対策”」

  • 2023.1.20
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寒い冬の夜は、カラダや手足が冷えてなかなか眠りにつけなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまうことがあるかと思います。そこで、美容・健康・エコ好きな女性たちが集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、快適な睡眠を得るためしていることを教えてもらいました。

冬の睡眠を快適にする方法!

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

anan Beauty+ clubのメンバーに、冬でも暖かく快適に眠るためにしていることを聞いてみました。

Q. 寒さ対策のために、冬用の寝具を使用しますか?

YES 76%
NO 24%

80%近い人が、寒さ対策のために、夏とは違う寝具を使用していることがわかりました。「YES」と回答した人に、具体的にどのような冬用寝具を使用しているかも聞いてみました。

毛布や羽毛布団を追加する

「毛布のみ追加する」(30歳・会社員)
「毛布を2枚プラス。あと、本当に寒い時のために電気毛布も敷いています」(33歳・専門職)
「冬は毛布と羽毛布団です」(32歳・会社員)
「薄手の毛布、羽毛布団、厚手の毛布の3層構造で寝ます」(30歳・専門職)

寝具カバーの素材を変える

「シーツをふわふわに変える」(33歳・会社員)
「ベッドの敷きパッドと枕カバーをモフモフの冬仕様にします」(30歳・専門職)
「毛布の敷マットを使う」(33歳・会社員)

電気毛布・布団乾燥機

「電気毛布を取り入れる」(34歳・会社員)
「眠る前に電気毛布をつけて温めておく」(35歳・専門職)
「布団乾燥機の温め機能を使います」(36歳・会社員)

毛布と敷布団の合わせ技

「冬は毛布とモフモフの敷マットを使います」(35歳・会社員)
「断熱効果のある毛布と敷マットをプラスします」(30歳・会社員)

毛布や羽毛布団など、暖かい布団を取り入れる人が多いことがわかりました。直接肌に触れる寝具カバーの素材を変えることでも、暖かさをキープできるようです。

また、「NO」と回答した人の理由は、「夏の布団と変えなくても意外といけます」(32歳・会社員)や、「水鳥の羽毛布団を使用しており、基本的には年中使えます」(35歳・会社員)など、夏と同じ寝具でも快適に過ごせているようです。

Q. 毛布をどこに敷いていますか?

カラダと掛け布団(羽毛布団など)の間 44%
掛け布団(羽毛布団など)の上 17%
カラダの下に敷く 11%
その他 28%

毛布を使用している人に、毛布を敷いている位置を聞いたところ、カラダに直接かけている人が多いことがわかりました。また、「毛布だけをかけて眠る」という人は0人でした。

「その他」と回答した人は、「羽毛布団を挟むように2枚使用する」(30歳・専門職)や、「カラダの下と、カラダと羽毛布団の間」(35歳・専門職)など、2枚の毛布を活用している人や、「丸めて抱いて寝る」(28歳・会社員)などでした。

ひと言に毛布といっても、素材によって敷く位置が異なるので確認しましょう。一般的に、吸湿効果のある綿毛布などの天然素材は、カラダと掛け布団の間に使用することで布団内の湿度を適切な状態に保つことができ、アクリル毛布は、掛け布団の上に重ねることで保温性を高められると言われています。

Q. 眠る前に、寝具を暖めていますか?

YES 37%
NO 63%

入眠前に寝具を暖める人はあまり多くなく、40%程度。「YES」と回答した人に、暖める方法も聞いてみました。

布団乾燥機

「寝る前に布団乾燥機で足元を温める」(36歳・会社員)
「布団乾燥機をかけておく」(35歳・会社員)

湯たんぽ

「布団に入る前に湯たんぽを入れておく」(33歳・主婦)
「湯たんぽを使う」(39歳・専門職)

ストーブ・ヒーター

「寝室の足元にストーブを置いて、1時間くらい前から暖めておく」(39歳・その他)
「オイルヒーターを寝る前につけておく」(39歳・専門職)

電気毛布

「電気毛布をつけっ放しにしている」(34歳・会社員)

布団乾燥機や湯たんぽ、ストーブなどで布団を暖めて、布団に入った直後のヒヤッと感を軽減させている様子。

質の高い睡眠には、室温だけでなく布団の中の温度(寝床内温度)も大切とされています。一般的に、寝床内温度は30℃前後、湿度は50%前後が快適と言われているので、意識してみるといいかもしれません。

Q. 冬の寝室を快適にするために、工夫をしていますか?

YES 52%
NO 48%

約半数の人が、寒くて乾燥する冬の寝室を快適にするために、何かしらの工夫をしているそう。「YES」と回答した人に、どのような工夫をしているのかも聞いてみました。

加湿器

「乾燥するので、象印の加湿器で湿度を保っています」(36歳・会社員)
「暖房を常につけているので、加湿器を入れています」(35歳・会社員)
「とにかく喉の乾燥を防ぐために、加湿器を置いています」(25歳・会社員)

タイマー機能を活用

「ストーブをタイマーでつける」(39歳・その他)
「オイルヒーターを時間指定でつくようにしている」(39歳・専門職)

リビングの暖かさを寝室に届ける

「リビングの床暖房を24時間つけっ放しにし、寝室との扉を開けておいて空気を暖める。あと、強めの加湿器をつける」(30歳・専門職)

窓に段ボールを立てかける

「窓に段ボールを立てかけて隙間風を防ぐ。汚れてもすぐに捨てられるので便利」(33歳・主婦)

冬の理想的な室温は、15〜18℃前後(夏は25〜27℃前後)、湿度は通年50〜60%と言われています。ですが、何もしなければ冬の室温は10℃前後なので、暖房などで暖めたり、加湿しましょう。

Q. 冬の睡眠を、節約しながら心地よくする方法はありますか?

最後に、節約しながら寝室や寝具を快適にアップデートする方法を聞いてみました。

湯たんぽ・カイロ

「湯たんぽを活用して暖房を使用しません」(39歳・専門職)
「冷え性なので、家の中でもカイロを貼っています。ランニングコストもそこまで高くないのでオススメです」(28歳・クリエイティブ職)

暖かいパジャマを着る

「モコモコの暖かいパジャマにすれば、家にいる時の暖房器具の使用を減らせます」(30歳・専門職)
「暖房は乾燥するので、モコモコ靴下や暖かいパジャマを着た上に、毛布やお布団をしっかり被って寒くないようにする。暖かいのはいいのですが、朝、布団から出たくなくなるのが難点です(笑)」(33歳・専門職)

寝具を整えてエアコン代を節約

「エアコンをつけると電気代がかかってしまうので、暖かい敷マットや毛布を買いました。最初にお金をかけた方が結果的に節約な気がします。布団が暖かければ、寝室が寒くてもなんとかなります」(34歳・会社員)

湿度を上げる

「加湿器を使って湿度を上げると、寝る時にエアコンを切っても、意外と寒くありません。そしてのどや肌にも優しい」(33歳・主婦)

寝具やパジャマにこだわることで、電気代や乾燥が気になるエアコンの使用を減らすことができそうです。湯たんぽやカイロで体を温めるのもオススメですが、睡眠中のカイロは低温ヤケドのリスクがあるので、起きている間の対策として取り入れましょう。

快適な寝室や寝具で、心地よい睡眠を手に入れましょう!

気温の下がる冬でも快適に眠る工夫についてリサーチした結果、anan Beauty+ clubのメンバーは、毛布や羽毛布団、電気毛布などの冬用寝具を活用している人が多いようです。

加温器具の使用自体はオススメですが、暖め過ぎると体への負担となったり、眠りを妨げる原因となる場合もあるので、就寝前に寝室や布団を暖め、入眠時には電源を切るかタイマーなどを設定するようにしましょう。

三谷真美
雑誌やwebで活躍する美容ライター。2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持ち、金融に関する記事も執筆中。

(C)UGUISU/Getty Images

文・三谷真美

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