イギリスのZ世代は「ミニ休暇」がトレンド、小分けで休んで年2回海外旅行

イギリスの航空会社イージージェット（easyJet）の新しい調査から、イギリスのZ世代は1週間以上の長期休暇よりもミニ休暇を好んできていることが分かった。（フロントロウ編集部）

旅行のトレンドは、短期間ｘ回数

ホリデー休暇を取るときは10日前後取るのが一般的なイギリス。2週間取るという人も少なくはない。しかしイージージェット・ホリデーが最近発表した調査によると、イギリスのZ世代の間で、バケーションは数日間だけと短く取ることがトレンドになりつつあるという。

その理由は、一般的に年間28日間ある有休を分散して取って旅行の回数を増やすため。成人2,000人を対象にした調査では、3人に1人(33%)が、年間を通してより多くの休みを取るために1回のホリデーを数日間で抑えていると回答。Z世代の海外旅行の回数は年に平均2回、国内旅行の回数は年に平均3回であることが分かった。

さらに、よりフレキシブルな働き方が浸透している現代においては、週末のミニ旅行を最大限楽しむために金曜日は旅行先である海外から働く、という選択をしたことがある人が79%まで達しているという。しかし、79%は上司に海外勤務を告げず、目立たないようにやっていると認めた。

イージージェット・ホリデーのカスタマー＆オペレーション・ディレクターであるマット・カラガンは、「私たちの調査は、大流行期に失った休暇を取り戻したいという大きな需要があることを明確に示しています。伝統的な長期休暇は依然として人気がありますが、Z世代は休暇に対して、より"少しだけをたくさん"というアプローチを取っていることは明らかです」とコメントした。（フロントロウ編集部）