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ハイパーポップの鬼才フィリップ・コルバートの個展「Lobsteropolis」が有楽町で開催

  • 2023.1.20

世界のアートフェアで発信するアジア有数のギャラリー「パール・ラム・ギャラリーズ」は、ハイパーポップの鬼才、フィリップ・コルバート個展「Lobsteropolis(ロブスターポリス)」を、1月24日(火)~2月24日(金)に東京都・有楽町のM5 GALLERYで開催する。

さまざまなロブスターたちが奔放に自由を享受する空間

香港・上海を拠点とし、国内外の実力派アーティストを擁する「パール・ラム・ギャラリーズ」が、日本で初めて行う展覧会に選んだのは、日本でも人気のアーティストである、ハイパーポップの鬼才フィリップ・コルバート。

ポップ、カラー、ユーモアを装うことによって、「Lobsteropolis」は超消費社会における自己表現の限界を私たちの目の前に軽妙に突きつける。会場となるM5 GALLERYでは、さまざまなロブスターたちが奔放に自由を享受する空間が展開する。

フィリップ・コルバートについて

スコットランドで生まれ、ロンドンに住み、そこで活動するフィリップ・コルバート(Philip Colbert)は、しばしば 「アンディ・ウォーホルのgodson(名づけ子)」と呼ばれる。漫画風に描かれたロブスターのようなキャラクターや、ハイパーポップな歴史画で世界中のファンを獲得してきた。シュールレアリスムの象徴的キャラクター、ロブスターを媒介として、アートとそれを見る人々との対話を図っている。

2014年にファッションとアートを融合したブランド「ロドニク・バンド(RODNIK BAND)」を立ち上げてキャリアをスタートし、その後、「Rolex(ロレックス)」「Mont blanc(モンブラン)」「COMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)」「adidas(アディダス)」などの高級ブランドとのコラボレーションも行っている。

作品の世界観

コルバートは、彼の象徴的なモチーフであるロブスターの視点を通して、現代の大衆文化と美術史的規範の間の対話を確立させている。同氏のハイパーポップな美学は、日常とデジタル上の象徴主義を絵画の構図学と現代美術理論によって絡み合わせている。

また、リチャード・ハミルトン、ロイ・リキテンスタイン、ジェームズ・ローゼンクイストなどの初期の形成的なポップアート作家の作品や、ピーター・ポール・ルーベンスなどのオールド・マスターの技法にも従っている。

コルバートは、絵画、彫刻、家具、デザイン、デジタルアートなどの分野を横断して活動しており、ロブスターの図像がその中心的な役割を果たしている。

この機会に、M5 GALLERYでフィリップ・コルバートの世界を堪能してみては。

■Lobsterpolis 概要 会期:1月24日(火)〜2月24日(金)12:00~19:00 ※日曜・月曜・祝日休廊 会場:M5 GALLERY 住所:東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F

All Images : Courtesy of the artist and Pearl Lam Galleries

(鈴木 京)

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