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[冬も万全なUVケアを]夏のUVケアはばっちりという方は多いと思いますが冬はどうしていますか?今回は、冬のUVケアについてお話します!

  • 2023.1.20

夏のUVケアはばっちりという方は多いと思いますが・・・冬はどうしていますか?
今回は、冬のUVケアについて、株式会社H.N.Y.の代表である紫関奈保実さんにお話を伺いました。

冬も万全なUVケアを

皆さんは、冬のUVケアはどのように行っていますか?
日焼け止めや日傘がマストアイテムという方も多いと思いますが、例えば日焼け止めはどれくらいのスペックのものを使っていますか?
また、冬の紫外線を浴びた肌はどのようにケアしていますか?「冬の紫外線対策に取り入れているものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『日焼け止め(57.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『UVカット化粧品(46.4%)』『美白化粧品(22.3%)』と続きました[1]。
冬の紫外線は真夏ほど強くはありませんが、それでもシミやそばかずの原因となり得るため、半数以上の方が冬でも日焼け止めを取り入れているようです。

どのくらいのSPFの日焼け止めがおすすめ?

日焼け止めには、“SPF”といった、皮膚の表皮に達する紫外線(UV-B)をカットする効果を示す指標がありますが、どのくらいのSPFの日焼け止めを使っているのでしょうか。
続いて、「どれくらいのSPFの日焼け止めを主に使っていますか?」と質問したところ、『SPF50+(63.8%)』『SPF30~50(28.0%)』『SPF15~30未満(6.8%)』『SPF15未満(1.4%)』という結果になりました[1]。
最も効果の高いSPF50+の日焼け止めを使っている方が多いことから、絶対に焼きたくないと思っている方が6割以上いる様子が窺えます。日焼け止めには、紫外線A波を防ぐ値のPAと、紫外線B波を防ぐ値のSPFがあります。年間を通して降り注ぐ量の変動が少ない紫外線A波は、肌の内部まで進入し肌の弾力やハリ感を減少させます。肌上部に影響を与え、紅斑を起こするのが紫外線B波の特徴。冬になると降り注ぐ量は少なくなりますが、肌に炎症をおこし、シミの原因となります。
また紫外線は、地表の条件によっても反射する率が変わります。そのことを踏まえ、TPOに合わせたPA値とSPF値を選びましょう!
標高が高い雪山に行くときは、SPF・PAの値がどちらも高いもの(SPF50+ PA++++)を選ぶようにしましょう。新雪の場合、紫外線の反射率は80%とかなり高くなるため『雪焼け』しやすい肌状態になってしまいます。スノーボードやスキーをすると、こまめな日焼け止めの塗り直しができないためウォータープルーフの日焼け止めがベスト!暖かいウェアを着て動くことで汗もかきやすくなってしまいます。
また、ウィンタースポーツは肌だけでなく、瞳もダメージを受けてしまいます。そんなときにおすすめなのがゴーグルや、UVカットができる目薬です。赤くて痛い『雪目』になってしまう前に、対策を取っておくと安心です。

街中でのランニング程度であれば、日常と同じSPF20~30/PA+++で充分です。肌に負担が少なく、乾燥を防ぐクリームタイプの日焼け止めがおすすめです。長時間のマラソンであれば、ウォータープルーフ効果のあるものを選ぶと安心です。
石鹸や洗顔料で落とせる日焼け止めもありますが、ウォータープルーフなど落ちにくい日焼け止めを使ったときは、丁寧なクレンジングを心がけましょう。特にフェイスラインや生え際は日焼け止めが残りやすいので注意が必要です!

冬でも紫外線が危険な場所は前述もしましたがズバリ、雪山です。
冬の雪山において紫外線が恐ろしい理由は、直接紫外線を浴びることにプラスして、地面に反射した紫外線量が多いから。
紫外線は地面に反射するのですが、地表面の状態によっては反射率が異なるという性質があります。
さらに恐ろしいことに、紫外線は標高が1000m高くなると10~12%も増加。スキーやスノーボードなど冬のレジャーで雪山に行かれる際は、念入りな紫外線対策が必要です。

このように、冬だからといってUVケアを怠るのは厳禁です。
とくにウインタースポーツを嗜まれる方は、万全のケアで臨みましょう!

出典:
[1]「冬のUVケア」に関する調査
引用元:ゼネラルリサーチ調査・恋肌
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000035615.html

[執筆者]


紫関奈保実
[プロフィール]
大手化粧品メーカー研究所に勤め、さまざまな製品の開発に携わりながら、形成外科のリハビリチームへの参加やボストンへの留学などを経てさまざまな経験を積み、同メーカーの国際部にてアジア圏におけるカウンセラー・美容技術の教育を担当。
化粧品製品開発並びにデザインからコンサルまで、美容健康業界に44年携わり、美容師としての国家資格も有する美容のプロ。
現在は株式会社H.N.Y.の代表取締役として、化粧品の開発や美容関連のスクール事業の展開などに従事している。

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