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一年で一番寒いとされる「大寒」とはいつあるの?なにかをする日なの?

  • 2023.1.19

1年で最も寒い時期とされる「大寒」。 この「大寒」があるとされるのは、1月20日頃です

ここでは、この「大寒」について、そして「大寒」にまつわる風習などについて解説していきます!

「大寒」とは

 

まずは「大寒」がどのような日なのかを見てみましょう。

「大寒」とはどんな日?

「大寒」は、二十四節気のひとつです。 一年を通して最も寒い時期・日となるともされています。

二十四節気とは

「二十四節気」とは、春夏秋冬の4つの季節を更にそれぞれ6つ、計24区分したものです。 太陽の黄道上での1年での動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。

二十四節気は以下の通り。

●春:立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨 ○夏:立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑 ●秋:立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降 ○冬:立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

「大寒」は、二十四節気の第24となります。

「大寒」はいつ?

 

では「大寒」は具体的にいつ頃訪れるものなのかを見ていきましょう?

「大寒」とされる日

「大寒」となるのは、定気法によるなら1月19日~21日頃にとされています。 日本では、2016年に21日が大寒になったのを最後に、2052年までは1月20日が大寒となるようです。 ちなみに、2053年の大寒は1月19日となります。

現行太陽暦であるグレゴリオ暦でも2017年から2052年の間は1月20日が大寒となります。 ちなみに、2000年だけは20日と21日に日を跨いでいるため確定が困難となっています。

「大寒」と称される期間

大寒をはじめとした二十四節気は、1月20日といった1日だけでなく期間としてみることもできます。 その場合は、大寒から立春までの約15日となります。

立春は、2月3日になる日と4日になる日が2052年までの間入り乱れますので、年によって「大寒」となる期間は1日ほど変化することもあるようです。

「大寒」にまつわる風習

 

最後に「大寒」にまつわる風習について見ていきましょう。

寒仕込み(寒の水)

正月明け、1月5日頃にある二十四節気の「小寒」から「大寒」が明けるまでの約一ヶ月ほどの期間を「寒中」といいます。 この寒中の折に汲まれた水、特に1年のうちで最も寒いとされる大寒の朝の水を「寒の水」といいます。

この「寒の水」もしくは寒中に汲まれた水で味噌や醤油、酒などを仕込むことを「寒仕込み」といいます。 江戸時代に、寒中以外の時期に日本酒を仕込むことを幕府が禁じたのが始まりとされています。

寒垢離(武道の寒稽古・芸事の寒復習)

「小寒」から「大寒」が明けるまでの期間に当たる寒中に、冷水を浴びたり滝に打たれることで心身を清め神仏に祈願することを「寒垢離」と言います。 この寒垢離から、寒中に武道の朝稽古を行ったり寒中の早朝から芸事の復習を行うといった事もされるようになりました。

ちなみに寒復習は「かんざらい」と読みます。

まとめ

「大寒」は、1年の中でも最も寒いとされる日のことです。 特に日付が定められたわけではないですが、2052年までは1月20日が大寒となります。 この日から立春となる2月3日ないし4日までの約半月ほどを「大寒」の期間とされることもあります。

小寒の期間から合わせて約1ヶ月の「寒中」が、日本酒を仕込んでいい唯一の期間と江戸時代にはされていました。 そこから、醤油や味噌の仕込みの時期ともされるようになりました。

非常に寒いことから、冷水を浴びながら祈祷を行ったり、朝稽古などをする寒さに負けないことを狙った行事も現在まで続けられています。

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