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伊香保温泉 with 滝沢カレン

  • 2023.1.20

群馬県中央部にある伊香保温泉は、県を代表する温泉地。榛名山の中腹の標高約700mの位置にあり、石段の両脇には温泉旅館、郷土料理が味わえる飲食店、射的場、土産物店などが軒を連ねる。
石段を上っていくと、周りの山々から気持ちのいい風が抜けてくる。秋めいてきたある日、大の温泉好きでもあるモデルの滝沢カレンさんが、散策に出かけた。
湯治場としてにぎわってきた伊香保の歴史は古く、400年前には今の石段の原型ができていたとも。お土産の定番、温泉まんじゅうはこの街で生まれたといわれている。最近ではコーヒースタンドや県内のクラフト雑貨を集めた店などもオープンし、改めて訪れたい場所になった。
あちこち寄り道をしたら、あっという間に頂上に。神社でお参りして帰ろう。

伊香保温Map

DAY 1

1.〈 石段たまこんにゃく 〉でおやつ。

石段街に入ってすぐ、94段目に見えてくるのは伊香保温泉の名物食べ歩き。鍋の中で炊かれているのは、醤油の染み込んだ玉こんにゃくだ。あつあつで弾力のあるこんにゃくをかじると、ほんのりだしの香りが広がる。「すごく辛いよ」と店主が注意するカラシを少しだけつけて。1本100円。

〈 石段たまこんにゃく 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保76-5
TEL:10279-26-7234
営業時間:10:00~17:30
定休日:不定休

2.〈 るんご 〉でコーヒーブレイク。

今年3月にオープンした、自家焙煎コーヒーと手作りジンジャーシロップの店。滝沢さんが選んだのは、すっきりとしたクラッシュコーヒーゼリードリンク600円。九州産の生姜や瀬戸内レモンで作ったシロップ800円は、お土産にも。実ごとミキサーにかけて栄養たっぷりだ。

〈 るんご 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保66-6
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
席数:12席

3.〈 やまのは 〉でショッピング。

全国にファンのいる木工ブランド〈HOKUTO59〉など、県内の作り手による器やモダンなこけしがセレクトされた土産物店。店内には“旅のお供にしたい本”も並ぶ。セレクトするのは、群馬を拠点に選書や販売を行う店長の土屋裕一さん。滝沢さんは、今夜の宿で読む小説を探し中だ。

〈 やまのは 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保45
TEL:10279-25-8300
営業時間:9:30~18:00
定休日:不定休

4.〈 伊香保温泉 お宿 玉樹 〉に宿泊。

石段街の入り口に構える純和風の旅館。全26部屋のうち、10部屋は「白銀の湯」を引いた露天風呂付き。榛名山や伊香保の街並みを見ながら、ゆったりと旅の疲れを癒せる。廊下は青々とした香りが漂う畳敷きで、女将をはじめとしたスタッフのホスピタリティも心地よい。

〈 伊香保温泉 お宿 玉樹 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保87-2
TEL:10279-72-2232
料金:1泊1名1室19,800円~

DAY 2

5.〈 辰の湯 〉で温泉をおかわり。

少し疲れてきた頃の212段目にある足湯は、老舗の〈岸権旅館〉が誰でも無料で入れるように整えた、源泉100%のかけ流し。伊香保温泉の代名詞でもある黄金の湯は、鉄分が酸化して独特の色に。豊富に湧き出す湯の花が特徴だ。「濁り湯が温泉らしくて好き」という滝沢さんもお気に入り。

〈 辰の湯 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保甲48
TEL:10279-72-3105
営業時間:8:00~18:00
定休日:無休

6.〈 大坂屋 〉でレトロ気分に。

古き良き温泉街の娯楽を楽しめる射的場は、石段街には8店も点在。ここは午前中から開店しているから、チェックアウト後でもOK。フレンドリーな店主が、コツを教えてくれて、滝沢さんも見事命中。ラバーダックをもらった。店は足湯から少し上った219段目に。10発300円。

〈 大坂屋 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保甲48
TEL:10279-72-4096
営業時間:9:00~17:00
定休日:木休ほか不定休あり

7.〈 麺彩房 田丸屋 〉の水沢うどんで〆。

大きな玉子焼きは甘くて染みる味

温泉街から少し足を延ばして、“日本三大うどん”の水沢うどんでフィニッシュ。ここはその元祖、1582年創業の名店だ。国産小麦で作った麺はツルツルとコシが強く、ゴマと醤油という2つの汁でいただくのがお決まり。もりうどん880円。舞茸天も名物だ。

〈 麺彩房 田丸屋 〉
住所:群馬県渋川市伊香保町水沢206-1
TEL:10279-72-3019
営業時間:9:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日:水
席数:200席

photo : Kotori Kawashima hair &; make : Rika Sagawa illustration : Mami Tsujimoto text : Kahoko Nishimura

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