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プロが選ぶ、機能的かつ美しい卓上照明3選

  • 2023.1.18
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「アントニーデスクランプ」セルジュ・ムイユ/作、「カイザー・イデル6631T」クリスチャン・デル/作、「ビリア テーブルランプ」ジオ・ポンティ/作

教えてくれた人:川合将人(インテリアスタイリスト)

〈Editions Serge Mouille〉ANTONY DESK LAMP

セルジュ・ムイユが大学寮のために作った絵になる照明

フランスを代表する照明デザイナー、セルジュ・ムイユによる1955年の作。パリ近郊のアントニー大学寮のベッドサイド用に制作した。「曲線美は右に出るものなし。これ一つで書斎の空気が変わるフレンチ・ミッドセンチュリーの名作」。首の角度を変えることで光の方向を調節。

「アントニーデスクランプ」セルジュ・ムイユ/作
「アントニーデスクランプ」H41×φ14cm 433,400円(エディションズ・セルジュ・ムイユ sergemouille.jp)

〈FRITZ HANSEN〉KAISER IDELL 6631T

大ぶりのシェードが手元を明るく照らす、1930年代のレトロなデザイン

「レトロな真鍮(しんちゅう)アームとクールなスチールシェードの組み合わせ。シェードの首もアームも動かせるので、作業時は手元を照らし、仕事以外の時は壁に光を当てて間接照明風に」。銀細工職人出身のクリスチャン・デルのデザイン。

「カイザー・イデル6631T」クリスチャン・デル/作
「カイザー・イデル6631T」H42.5×φ28.5㎝ 108,900円*1月14日より価格改定(フリッツ・ハンセン/ザ・コンランショップ 新宿本店 TEL:03-5322-6600)

〈Fontana Arte〉Bilia Table Lamp

吹きガラスの球と金属の円錐。とびきり優美なランプは建築家ジオ・ポンティの作

戦後イタリア建築界を牽引したジオ・ポンティが1932年にデザイン。「最小限の要素だけで、完璧なプロポーションを生み出している。スチールパイプ製のデスクにも似合いそう」。シェードは職人による吹きガラスにフロスト加工を施したもの。柔らかな透過光を拡散する。光源はLED電球。

「ビリア テーブルランプ」ジオ・ポンティ/作
「ビリア テーブルランプ」H43×φ20cm 137,500円(フォンタナ・アルテ/ハイク TEL:03-5768-7180)

profile

川合将人(インテリアスタイリスト)

かわい・まさと/1978年東京都生まれ。BUNDLESTUDIO代表。空間演出の仕事でも活躍。建築家の進来廉による住宅を再生したギャラリースタジオ〈BUNDLE GALLERY〉主宰。

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