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C大阪や柏でプレーしたキム・ボギョンが全北現代を退団。低迷続く韓国古豪・水原三星へ加入

  • 2023.1.17

韓国Kリーグ1(1部)の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスは1月17日、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースから元韓国代表MFキム・ボギョン(33)を獲得したことを発表した。契約期間は2年で、背番号13を着用する。

1989年10月6日生まれのキム・ボギョンはセレッソ大阪に始まり、大分トリニータ、松本山雅FC、柏レイソルとJリーグの複数クラブを渡り歩いたベテラン。ほかにもイングランドのカーディフ・シティやウィガン・アスレティックでもプレー経験がある。

Kリーグでは松本山雅退団後の2016年に全北現代へ移籍し、2017年夏までプレーしたほか、2019年には柏からレンタルで蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)に加入し、同年のシーズンMVPを受賞。2020年から全北現代に復帰し、昨季まで3シーズン在籍した。

また、韓国代表では2010年南アフリカW杯、同年の広州アジア大会、2011年アジアカップ、2012年ロンドン五輪、2014年ブラジルW杯と複数の国際大会を経験している。

「水原三星のユニホームを着ることができて嬉しい」

 

水原三星は発表に際し、「キム・ボギョンはイ・ビョングン監督が準備している“主導的サッカー”の中核的な役割を担う計画だ。プレスを脱する能力やプレーメイキング、連係プレーを通じて、中盤の指揮者としてより多くの攻撃機会創出と得点力をもたらしてくれることを期待している」と伝えた。

キム・ボギョンはクラブを通じて「いつか一度は必ずプレーしてみたかった水原三星のユニホームを着ることができて嬉しい。早く適応してチームメイトと意気投合し、水原三星がより強くなることに力を注ぎたい」と意気込みを明かした。

水原三星によると、キム・ボギョンは16日にメディカルチェックを終えて契約書にサインした後、すぐにキャンプ地の巨済(コジェ)へ移動し、チームに合流した。

(写真=水原三星)キム・ボギョン

これまで4度のKリーグ優勝、5度のFAカップ優勝、2度のアジアクラブ選手権(AFCチャンピオンズリーグの前身)優勝を誇る水原三星だが、近年は運営母体変更による予算縮小の影響で低迷が続いており、昨季はリーグ戦を12チーム中10位で終了。入れ替え戦で辛くも勝利し1部残留を決めるなど、下位が定位置となっている。それだけに、全北現代で主力を担ったキム・ボギョンの加入は大きな補強と言えるだろう。

なお、チームには元清水エスパルスで今季の水原三星キャプテンを務めるDFイ・キジェ(31)のほか、元川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、ロアッソ熊本の北朝鮮代表FW安柄俊(アン・ビョンジュン、32)、元ヴァンフォーレ甲府、サガン鳥栖、FC岐阜のMFチェ・ソングン(31)、元徳島ヴォルティスのFWキム・キョンジュン(31)といった元Jリーガーが在籍している。

水原三星の2023シーズン開幕戦は来る2月25日、ホームの水原ワールドカップ競技場で行われる光州(クァンジュ)FC戦だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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