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椅子の数え方は種類や場面によって色々!それぞれに適した数え方は?

  • 2023.1.15
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椅子の数え方としては「脚」「個」「台」「基」などがあります。 このようにものを数える際に数字の後ろにつく単位を「助数詞」といいます。

しかし、この助数詞はどれを使ってもいいわけではありません。 ものや状況によって使い分けをする必要があります。

そこでここでは、椅子に対して用いる助数詞、つまり椅子の数え方を解説します。

数えるときの単位「助数詞」

 

椅子を数える単位のことを「助数詞」といいます。

助数詞とは

数を表す語の後ろに付けることで、どのような物の数量となるのかを接尾語を「助数詞」といいます。 ものを数える単位とも言えます。

最も日常生活に馴染んでいる助数詞としては、「個」があげられます。

日本語の助数詞は複雑

日本語には、助数詞が約500種類あるとされています。 種類が豊富ということもあり、使い分けは複雑です。 仕様頻度が多いものもある一方で、よほどのことがないと使われないものや、特定のもの専用となっていることもあります。

基本的には数字と合わせて使うものですが、数える対象によっては音読みの漢語と訓読みの和語を組み合わせたものもあります。 漢語の助数詞の前では「いち」「に」「さん」を使うのが、和語の助数詞の前ではそれが「ひと」「ふた」「み」に変化することもあります。

数字だけでも複数の読み方がある他、助数詞だけでも複数の数え方があるため、とても複雑です。

椅子の数え方

 

では、今回解説する「椅子」の助数詞がどうなるのかを見ていきましょう。 原則として、脚が付いているものは「脚」で数えて大丈夫なのですが、それだけではなく他にもあるのです。

基本は「脚」

脚がある椅子の場合、その助数詞は基本的に「脚(きゃく)」です。

脚があるので「脚」と数えるということになるのですが、一個二個と数えることもできます。 個は、特に便利に使える助数詞のひとつとなっています。

脚のない椅子の数え方

 

椅子とは言っても脚のないものもありますよね。 座椅子やソファなどは形状も様々ですが、ここからは脚のない椅子の数え方について見ていきましょう。

座椅子の場合

 

背もたれはあっても脚がない座椅子、その助数詞は「台」となります。 座椅子は和室で使う椅子として広まったものですが、近年では洋室でも使えるおしゃれなものが増えています。

家具店などで座椅子を扱っている場合、その際には台と表記されていることが多いです。 その一方で、商品という認識であれば点と数えることもあります。

ソファの場合

 

ソファは背もたれの他に肘掛けが付いたものが主流で、完全に脚が付いていない場合の助数詞は「台」、つまり一台二台という数え方になります。 しかし、小さな脚が付いている場合は助数詞を「脚」とし、一脚二脚と数えても問題はありません。

マッサージチェアなど大型の椅子の場合

 

マッサージチェアは、座るのではなくマッサージをするという要素が重要となるので、家具というよりも家電としての立ち位置になります。 そのため、助数詞を「台」とする一台二台という数え方をします。

その機能と特性上、脚が付いているわけではないため、脚を用いることはまずありません。 他にも、理髪店の椅子などの大きいサイズの椅子も助数詞は「台」が用いられます。

ベンチなど固定された椅子の場合

 

公園などに設置されているベンチや交通機関の駅に設置されているベンチ、その助数詞は「基」です。 固定されたもの、その多くの助数詞が「基」となります。

単体のベンチの場合、他にも「脚」や「台」が、細長い形状のベンチだと「本」という助数詞が用いられます。

「席」と数える場合もある

物体の椅子ではなく、人が座ることを前提としているものは助数詞が「席」となります。 例えば、学校の教室などに設置されている椅子は一席二席と数えることが多いです。

映画館やコンサート、レストランなどでも、人が座る前提の椅子の場合は席数と数えられますね。

机なども考え方は同じ

 

基本的に、机の助数詞も「脚」や「台」、固定されていれば「基」などとなります。 用途がそもそも似ているため、机と椅子はセットと考えられることも多いです。

脚があれば一脚二脚、脚がなければ一台二台、固定されていれば一基二基といった数え方をして使い分けられます。

まとめ

椅子の数え方は、シーンや種類などによりいくつもの助数詞が用いられます。 基本的には「脚(きゃく)」という助数詞ですが、人が座る前提のものだと席になるといった使い分けがされます。

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