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個性派本屋めぐりも楽しみの一つ。

  • 2023.1.16

スマホから流れてくる情報から少し距離を置き、ゆっくり、のんびり、本屋さんを訪ねる京都旅はいかが?個性が光る4軒、見つけました。

〈本と野菜 OyOy〉野菜と本を通して、「うつろい」を楽しむ。

烏丸御池のランドマーク、〈新風館〉にオープン。店内にはカフェスペースがあり、季節の野菜プレート(金土日限定)や手作りの豆花をいただける。
佐藤由香子さんに選んでもらった4冊。江戸時代の食物の図鑑や安西水丸氏の旅エッセイなど、相談しながら選ぶ時間も楽しい。
京都を中心に約300軒の取引農家から届く野菜類。

オーガニック野菜を取り扱う京都の〈坂ノ途中〉と〈かもめブックス〉で知られる東京の〈鷗来堂〉がコラボした新店舗。店に並ぶ3,000冊の選書を手がけるのは、スタッフの佐藤由香子さん。
「スペースが限られているので、いろんな世界の入り口に立てるような本を、と選んでいます」。

住所:京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F|〈地図〉
TEL:075-744-1727
営業時間:11:00~21:00
定休日:無休
席数:20席

〈ba hütte.〉間口14m、奥行き2mの細長い建物が目印。

京都を拠点に活躍する木村松本建築設計事務所が手掛けた住居兼店舗。建築好きが見学に訪れることもあるそう。
クラフトビールからハイボール、ワイン、日本酒までそろう。
店内には本だけでなく雑貨もあちこちに。

「本はすべて自分が好きで購入したもの。だから次の読み手に引き継ぐのに、オンラインではなく顔を見て売りた かった」とは、オーナーの清野郁美さん。
奥の立ち飲みコーナーを作った理由は「私がお酒も好きなので(笑)」。
地元の人を中心に、明るい時間から喉を潤しに訪れる人で店は活気に満ちている。

住所:京都府京都市左京区山端壱町田町38|〈地図〉
TEL:075-746-5387
営業時間:14:00~20:00
定休日:火水休

〈CAVA BOOKS〉壁一面を覆う大きな本棚が出迎えてくれる。

カフェの名前は〈出町座のソコ〉。日替わりランチからアルコール類まで、豊富なメニューでゲストに応える。
「きゅうり3種サンド」600円。
絵本作家tupera tuperaがイラストを手掛けたオリジナルブックカバー。

商店街の中というロケーションで映画、本、カフェがそろった複合施設〈出町座〉。
その1階で展開するカフェ兼書店では、上映開始前に小腹を満たしたり、観賞後は映画に関する本を求め訪れたり、思い思いの時間を過ごすゲストが集う。棚には絵本からアートブックまで、幅広くそろう。

住所:京都府京都市上京区三芳町133|〈地図〉
TEL:075-203-9862
営業時間:10:00~22:00台(上映時間によって変動)
定休日:無休
席数:15席

〈開風社 待賢ブックセンター〉居心地抜群で長居必至。通いたくなる本屋さん。

イベントの開催情報はHPで告知。
「売れ行きナンバーワン(笑)」という沖縄、伊江島の手作りピーナッツ糖。奥様が沖縄出身ということもあり、沖縄にまつわる本も充実。
風が心地よく通り抜けるのは町家ならでは。

京都出身の鳥居貴彦さんが2019年、自宅の1階にオープン。
「新刊と古本が半々」という店内で目を引くのは、スペースの半分を占める畳の小上がり。あまりの居心地の良さに「昼寝をしていった親子もいる」とか。また、ちゃぶ台を囲み、講師を招いて勉強会を開くなど、イベントスペースとしても活用中だ。

住所:京都府京都市上京区大宮通 椹木町上ル菱屋町818|〈地図〉
TEL:080-3166-1385
営業時間:11:00~19:00
定休日:日月休

photo : Noriko Yoshimura, Yoshiko Watanabe (Demachiza) text : Yoshie Chokki

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