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インディーゲーム『Chained Echoes』公式がユーザーからの「驚きの返金理由」に困惑

  • 2023.1.15
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日本のゲームにもインスパイアされているドイツ発のインディーゲーム『Chained Echoes』のTwitterアカウントが、“あり得ない理由”で購入後の払い戻しが複数あったことを暴露した。

『ファイナルファンタジーVI』などJRPGにインスパイアされた話題作

インディーゲーム『Chained Echoes(チェインド・エコーズ)』のTwitterアカウントが、「マルチプレイヤーが機能しない」という理由で5人の購入者によって払い戻しが行われたことを明かし、話題となっている。「なぜ話題に?」と思うかもしれないが、実はこのゲームには、元からマルチプレイヤー機能など実装されていないのだ。

画像1: 『ファイナルファンタジーVI』などJRPGにインスパイアされた話題作

『Chained Echoes』は、Matthias Linda(マティアス・リンダ)氏によって開発され、昨年12月8日にリリースされたばかりのインディーゲーム。Linda氏は『ファイナルファンタジーVI』をはじめとするJRPG(日本のロールプレイングゲーム)からインスピレーションを得ており、1990年代のレトロゲームを彷彿とさせる、いわゆる「16bit風」ゲームとして、本作は高い評価を受けている。

画像2: 『ファイナルファンタジーVI』などJRPGにインスパイアされた話題作

多くのレトロJRPGがそうであるように、『Chained Echoes』はシングルプレイ用のゲームであり、マルチプレイヤー機能は備えていない。それにもかかわらず、5人もの人間が「マルチプレイヤーが機能しない」という理由で返金申請を行なったという。いったいどういうことなのか。

原因はSteamのシステム?

『Chained Echoes』のTwitterアカウントの投稿によると、5件の返金処理が行われたのはSteam上でのことだそう。「Steam」はゲームの購入等ができるプラットフォームで、ユーザーは自身のSteamアカウントと購入したゲームを紐付けることにより、インターネット環境があればどのPCでもゲームのインストールおよびプレイを行なうことができる。

画像: store.steampowered.com
store.steampowered.com

Steamは「購入のほとんど全てに対して返品をリクエストする」ことができるとしており、「購入から2週間以内で、使用時間が2時間未満のゲーム」に関しては、理由を問わずに返金を行なうという。リクエストの際には返品理由を選択する必要があるが、これはあくまでも参考情報であり、基本的にどれを選んでも返金リクエストが受理される仕組みになっているようだ。そのため、「マルチプレイヤーが遊べません」の項目を選んだ5人は、適当に理由を選んだ可能性が指摘できる。

「拒否すべき」「神経を疑う」の声、「おかげでいいゲームを知った」との反応も

『Chained Echoes』のこの投稿に対し、「返金を拒否すべきだ」「意味不明な理由で払い戻す客の神経」などといった怒りや呆れの声が、Twitter上で複数寄せられている。しかしネガティブな反応ばかりではなく、「この投稿でこのゲームを知った」と、投稿が話題になったおかげで、好みのゲームを知れたことに感謝する声も多かった。

『Chained Echoes』は、PCやPlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox Oneで遊ぶことができる。Steamでの価格は2980円。残念ながら現在は日本語に対応していないが、今月6日のツイートによると、日本語版は「ほぼ完成しているものの現在も目下修正作業中」とのことだ。(フロントロウ編集部)

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