1. トップ
  2. レシピ
  3. 全身スッキリ☆ マークさんの“塩”まじない

全身スッキリ☆ マークさんの“塩”まじない

  • 2023.1.15

最近、“塩”に関するものが増えてきたと思いませんか? 甘さが引き立つ塩のスウィーツ、世界に認められたという高級塩etc.そして今ではブログの中で、「塩まじ」なんて言葉も浮上しているくらい! “塩”には、調味料の域を超えた何かがあるのではないか? と改めて思った私ミユは、その魅力とパワーと活用法をもっと深く知るべく、立ち上がったのです!

嫌な客を追い払うために塩をまいたり、お葬式から帰ってきた時に身体を塩で清めたりと、日本人にはもともと、塩で清める文化がありますよね? そもそも、清めるために“塩”が用いられるようになったのはなぜなのでしょう。

そもそも“塩”って? そのパワーって?

★“塩”=神聖なものの象徴

“塩”はもともと、日本でも外国でも、塩漬けにしたり干物にしたり、腐敗を防ぐためのものとして扱われてきました。命あるもの、なくなれば腐っていくのが自然の摂理。それなのに、その腐敗を防いで長持ちさせてくれる“塩”は、昔の人たちにとって、まるで魔法の粉でもあるかのように、不思議で神聖なものの象徴だったのです。

また、そんな理由もあって“塩”は贅沢品であり、貨幣や財産、契約の証など、ものの価値を測る尺度として使われていたんだそうです。ちなみに、“サラリーマン”の“サラリー(salary=給料)”の語源は、“ソルト(salt=塩)”なんだとか! お給料には“塩”のかたまりが与えられていたんですって♪

★“塩”=日本人にとって「海」の象徴

昔話でよく、海に向かって祈る場面がありませんか? それは、島国である日本の人々に「神様は、海を渡って自分達のもとへやってきてくれる」と云われがあるからなのです。だから日本人にとって「海」は、どこか特別であり神聖なものなのですね♪ “塩”はそんな海の源!! そのことから日本人は“塩”を神聖視するようになったのだそうです。

★“塩”=悪いものを吸い取ってくれる清め

“塩”は放っておくと、入れ物の中で固まりができてしまいますよね? これは“塩”に「水分を吸い取る」という特性があるからなんです。「塩で清める」という風習は、先ほど述べたような「塩は神聖なものであること」に加え、こういう特性もあるため、“塩”は、悪いものを吸い取ってくれる、遠ざけてくれるという【お清め】に発展したそうです。

今、改めて注目されていますが、日本だけでなくどこの国でも、ずーっと昔から「価値あるもの」とされてきたんですね! ただの調味料「さ・し・す・せ・そ」の1つだと思っていたのに、あなどれないぞ、塩っっ(≧3≦)/

それでは、マークさんに、“塩”パワーを活用する術を紹介していただきましょう☆

マークさん「前ページの話の中にもあったように、“塩”のパワーというのは腐敗を防ぐもの。だから“塩”を使った今回のおまじないは、何か生み出したり、パワーを強めたりするものではなく、邪魔するものや悪いものを遠ざけたり、いい縁を長持ちするおまじないなんだ。一緒にやってみようね!」

パワー全開!! マークさんの塩まじない☆

まじない一 ひと塩ペロリで、余計なひと言をお清め!

マークさん「古代ローマでは、過去の罪を清めて聡明な人間になるようにと、子供の唇に塩を塗るという儀式があったんだって。これにちなんで、余計なひと言を言いたくない時や言ってしまいそうな時には、口をお清めしておこう! 告白する前や、お仕事のプレゼンテーションの前など、大事な発言をする前には、塩をちょっとなめておいたり、塩水でうがいをしておくと、『口は災いのもと』なんてことにはならないよ!」

「失敗したらどうしよう」なんて悪い考えまでも、取り払ってくれそう(≧∀≦)♪

まじない二 バスソルトで、心も身体もキレイな女性に☆

マークさん「先ほどの海の話にもあったように、昔の人は、海こそ神様が宿る場所と考えていたんだ。だから、バスソルトを浴槽に入れて、ゆっくりつかれば、まるで海水で沐浴(もくよく)しているような効果があるよ。心も身体もすっきりして、好きな人にキレイだと思われるようになるんじゃないかな」

飾りつけるだけの美から解放されて、本来の美しさが取り戻せる(*^ω^*)/

まじない三 盛り塩は、高く高く盛って願う!!

マークさん「次に紹介するのは、まわりの悪い気を浄化してくれる【盛り塩】を置いてみよう!というおまじない。塩を盛る時、水を含ませて円錐(えんすい)を作るように、高く高く盛れば、浄化されやすいと云われているんだ。というのも、『山の神様は頂(いただき)に宿る』っていうだろう? 鋭くとんがった頂(いただき)をつくって神様にお願いすれば、効果は上がると思うんだ。

不恰好ですが、ミユ@スタッフ作の盛り塩。先を尖らせるのはなかなか難しく、これが限界でした! スプーンなどで表面をなでつけると、形がキレイになります♪(材料費12円)

また、【盛り塩】はお客様をたくさん呼ぶ商売繁盛の意味をもつため、老舗の料亭では今でもよく用いられているおまじないなんだ! これは、夜を共にする女性のもとへ毎夜毎夜出かける皇帝の乗った牛車を、何とかして自分の家の前で立ち止まらせたいと思った女性たちが、牛を惹きつけるために、競って【盛り塩】を家の前に置いた、という昔の中国の話からはじまった風習だともいわれているんだよ」

悪い縁を浄化して、良い出会いを呼び込もう(≧▽≦)

いかがでしたか? “塩”で心の中にたまった黒いものたちを追い出し、全身を、幸せエナジー満ち満ちでゆきましょう♪

お話/マーク・矢崎先生

元記事で読む
次の記事
の記事をもっとみる