「理解できない！」外国人である夫の行動。すると現地の友人から衝撃のひと言が

私は現在、フランス人の夫と2人の子どもたちとともにフランスで暮らしています。ただ、付き合っているときから、夫の異常な言動の数々に驚きと戸惑いの連続。喧嘩に発展することもありました。私としては「理解できない」と悩んでいたのですが……。

とにかく動きまくる

付き合っているときから、「じっとしていられない性格なのかな」と私が思ってしまうほど夫は常に動き回る人です。たとえば、外でDIYをしていると思えば、急に車で町に出かけたり、誰かと電話しているときや考えごとをしているときは部屋の中をウロウロと歩き回ったり。

急いで生きているように見えて、私が不安になってしまうほど、夫はまったく落ち着きがありません。

感情的な彼

そして、感情の起伏も激しい夫。うれしいときは思いっきり喜び、気分がいいときは口笛を口ずさみます。そして怒っているときは、人目も気にせず怒りを表現して自分の意見を訴えるのです。

また、夫は他人と会話をしている最中に感情的になって会話の相手と口論になることも多々あり、私が「ちょっと、落ち着きなさいよ」と声をかけることもありました。漫画のキャラクターのように喜怒哀楽を体現する夫に疲れてしまい、私たちは次第に喧嘩も増えるようになっていったのです。

新たに気づいたこと

そんな夫の様子について、私は現地の友だちに相談してみました。すると、現地の友だちから言われたのは「それはフランス人の特徴よ」ということ。私は友だちの言葉に驚き疑いましたが、これを聞いて注意深く周りの人を観察してみるように。

すると、フランス人は夫のように常に動いて何かをしている人が多いのです！ また、感情をしっかりと表現する人が多く、一見、喧嘩のように見える会話でもただの意見交換だった……ということも、思い返すとたしかにありました。

そうして、私は「アグレッシブに見える言動は、もしかしたら文化の違いなのかもしれない」と思うようになったのです。

夫の言動が理解できずに悩み、喧嘩も絶えなかった私たち。しかし、現地の友だちの言葉や移住期間が長くなるにつれて「これも文化の違いなのかも」と思えるようになったのです。もちろん、すべてのフランス人が夫と同じというわけではありませんが、私の場合「夫の性格は国民性も関係ある」と理解することで、夫の言動に対してのストレスが減りました。

著者／岩見エリ

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ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室