1. トップ
  2. 武田玲奈さん、感じる変化 「20歳のままでいたい」と思っていたけど…

武田玲奈さん、感じる変化 「20歳のままでいたい」と思っていたけど…

  • 2023.1.14

WOWOW『連続ドラマW-30 異世界居酒屋「のぶ」Season3~皇帝とオイリアの王女編~』でヒロインを演じるモデルで俳優の武田玲奈さん。ドラマに舞台にと活動の場を広げている武田さんにインタビューすると、意外な座右の銘などについて語ってくれました。

――昨年はどんな年でしたか。

武田玲奈さん(以下、武田): 今年は仕事に関しては、ドラマも映画も出演させていただき、舞台も経験できた。自分のやりたいことを満遍なくできた年だと思っています。

――ドラマ「おいハンサム!!」(東海テレビ制作・フジテレビ)では、「男性を見る目がまったくない」三姉妹の末っ子を、「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」では国語辞典の編集者を演じられました。

武田: いろんなところに顔を出させていただきましたね。辞書の編集者役は、これまでの私のイメージと違った部分もあるかも。

朝日新聞telling,(テリング)

大人になりたい一方で、なりきりたくない

――武田さんは現在、25歳。節目を意識することはありますか。

武田: 25歳になってからは、早いうちからいろいろと始めるに越したことはないと思って、お肌のことを気にし始めました。ライフスタイルも質を上げて、いろいろと挑戦していきた気持ちもありますね。
1年ほど前からドラムを始めました。電子ドラムをもらったので、趣味程度にたまに叩いています。友達が習っていて私も「やりたい」と思って。DISH//の「猫」はゆっくりだったら、そのドラム部分を叩いたりしています。

――年齢を重ねることに不安はありますか。

武田: 年齢は「20歳のままでいたい」とずっと思っていましたけど、成長できている実感もあるし、演じる役も広がるので、年を重ねるのは逆に楽しみ。学生の役ばっかりだったのが、次第に社会人になって……。今後はお母さんの役などにも挑戦し、幅が広がっていけばいいですね。

――ロールモデルは?

武田: 石田ゆり子さんや満島ひかりさんなど、大人なのに“子どものココロ”を忘れていない雰囲気の方には憧れます。私自身、大人になりたい一方で、なりきりたくない気持ちもあるので。

朝日新聞telling,(テリング)

流されてみたり、ちょっとした誘いに乗ってみたり

――「やり残してこその人生だ」が、座右の銘だそうですね。

武田: 先ほど話題になったドラマ「おいハンサム!!」での台詞だったんです。私はなんでもやりたい性格で毎日、予定を詰め込んじゃう。それで体が追い付かないことがあるので、気を抜いたり、リラックスしたりする時間も必要だと感じて。
理想は1日おきにダラダラの日を設けて、その次の日にやりたいことをしたい。「やり残す」といっても私の場合は大きなことではなくて、小さなこと。たとえば好きなアニメがあっても、それを見ずにいれば、楽しみを後に残すことができる――といった意味で「やり残す」という言葉を使っています。

――武田さんは、「第2のくみっきー!発掘オーディション」でグランプリを受賞し、モデルデビューしました。撮影のたびに地元の福島から東京まで通っていた時期もあったとか。

武田: 私も「モデルにめちゃくちゃなりたい」と思ったというより、『Popteen』を読んでいて、大好きで憧れのくみっきー(舟山久美子)さんのオーディションがあったので受けて、ここまで来ちゃったという感覚。だから構えずに流されてみたり、ちょっとした誘いに乗ってみたりするのが大事なのかと思います。そうしていくと次第に自分の苦手や得意がわかったり、好きなことに気づいたりする。
女優もやりたいと思っていなかったのですが、あるオーディションにたまたま行ったら、受かった。そこからお芝居に携わるようになって「演技がしたい」と考えるようになりましたから。

朝日新聞telling,(テリング)

――最後に2023年の目標を教えてください。

武田: ずっと登りたいと思っていた富士山に行きたいです。山登りはあまりしたことないので、大変だとは思いますけど、富士山から朝日が見たい。大好きな自然にも触れたいし、「日本人なら1回は登っておかないといけない」という謎の使命感もありますから(笑)。

■岩田智博のプロフィール
ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。

■品田裕美のプロフィール
1983年生まれ。出版社勤務を経て、2008年 フリーランスフォトグラファーに。「温度が伝わる写真」を目指し、主に雑誌・書籍・web媒体での撮影を行う。

元記事で読む
の記事をもっとみる