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「お金持ちとは結婚しない!」フリーターの彼と「推し婚」した私。20年後の生活は?!

  • 2023.1.14

私は結婚前から、将来のパートナーとはお互いに対等の関係性でいたいと思っていました。独身時代から漠然と結婚相手は「お金持ちではない人がいい」という考えがあったのです。お金持ちの人と結婚するときっと不幸になると思っていた私は、一体どんな結婚をしたのかお話しします。

彼との出会いのきっかけ

私が彼と出会ったきっかけは趣味です。私は本や音楽、映画などの趣味が少し偏っていることもあり、共通の趣味を持っている人に出会う機会がありませんでした。自分の好きなアーティストや本について話ができる人がいたらいいなと常日頃から思っていましたが、当時は現在のようにネットを通じて同じ趣味の人とつながりあうことも叶いません。そんなある日、愛読していた雑誌の文通欄に私と同じ傾向のアーティストを好きな人を見つけました。

私は当時地方に住んでいたのですが、東京では自分が見たいと思っている公演や展覧会が開かれていることが多く「いつの日か東京に住みたい」と夢を抱いていました。文通欄に載っていた彼の住所は東京。単純に趣味の話相手というだけでなく、憧れの東京に住んでいる人と知り合えるという期待もあり、すぐに手紙を書きました。そして、何度か手紙のやり取りをしたのち東京で会う約束をしたのです。

都会的でおしゃれな彼!ひとつ気になることは…

彼と初めて出会ったときの印象は、まさに理想通り! 彼は都会的でとってもおしゃれ、しかもやさしい性格で文句のつけようのない人でした。少しだけ気になったのは、彼が当時25歳で無職だったこと。音楽活動をしながらバイトで生計を立てているそうでしたが、まだ出会ったばかりでそんなことはどうでもよく、とにかく「こんな人と知り合いになれた」といううれしさでいっぱいでした。

そんな彼と付き合うことになると、私は仕事を辞め、東京に行くことを決意。親から相当反対されましたが、当時の私は彼のことで頭がいっぱい。親の声はまったく耳に入らず、東京で4年ほど同棲すると、自然と彼との結婚を考えるようになりました。

私はもともと、「自分と釣り合わないお金持ちの人と結婚すると不幸になる」という思いが強かったので、彼がバイト生活という点にマイナスなものを感じることはありませんでした。逆に彼がお金持ちだったら「浮気されるのではないか」「えらそうにされるのではないか」という不安を感じたと思います。そのため、私にとって彼は結婚相手としてうってつけの人だったのです。

とはいえアルバイトでは社会保障もなく、将来のことを考えると心配はあります。どんな仕事であっても正社員になってくれないと結婚はしないと彼に伝えていました。すると彼は、大型2種の資格を取り、バスの運転手として働くことになり、無事結婚することが決まったのです。

働くのが嫌いな彼が、私のためにしてくれた決断

その後、妊娠したことをきっかけに、私たちは私の実家に引っ越すことが決定。「子どもを育てるには親の近くが安心」と夫が決断し、東京から福岡に拠点を移したのです。夫は福岡のバス会社に転職し、紆余曲折ありつつも現在も同じ職場で勤務を続け、20年ほどが経ちました。

もともと働くのが嫌いで、結婚するまではフリーターだった夫。そんな彼が職を変えることなく頑張り続けてくれていることにはいつも感謝しています。もちろん喧嘩したことや、離婚という言葉が頭をよぎったことも一度や二度ではありませんでした。それでも、私は付き合い始めたころからずっと、夫の人間性や考え方を絶対的に尊敬しています。

フリーターだった夫との結婚生活がうまくいっているのは、やはり趣味を通じて知り合ったことが大きいです。どんなアーティストや映画、本などが好きなのか、その人の趣味嗜好にはその人の人間性が反映されると思っています。夫と私は同じ趣味で、価値観がとても近かったので、これまで幾度の苦難があっても乗り越えられたと思っています。

だからこそ私は結婚相手に同じ趣味の夫を選んで間違いなかったと自負しています。

著者/田中真美

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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