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【プラダ】少女性を秘めた女性像で着こなす、ノーブルなルックで

  • 2023.1.14

今回は、花さんが20代前半から長年愛し続けている〝プラダ〟をピックアップ。「ブランド理念と私のファッションポリシーがリンクする」という思い入れのあるブランドです。「おばあちゃんになっても着られそうだし着続けたい」という熱い想いを、さあどうぞ!

今回のメゾンブランドは「PRADA」

History
1913年、イタリア・ミラノで創業。1980年代にミウッチャ・プラダがデザイナーに就任し、ナイロン素材を取り入れたり、アイコニックなバッグを次々と発表するなど業界に革命を起こす。2019年に再生ナイロンのコレクションを発表し大きな話題に。トライアングルロゴは今なお羨望の的であり続けている。

少女と大人の狭間プラダの世界観にアプローチ

カシミアブレンドの上質ニットのセットアップはちらりとのぞくデコルテがセンシュアル。小脇にしっくりなじむホーボースタイルのITバッグやヘッドアクセ効かせて遊び心も堪能したい。ニット¥319,000スカート¥335,500 ヘアピン¥56,100バッグ「プラダ クレオ」[タテ18.5×ヨコ22×マチ4.5㎝]¥308,000ブーツ¥242,000※すべて予定価格(すべてプラダ/プラダ クライアントサービス)

シンプル、レトロ、フェミニン、スポーティ…〝プラダ〞の面白さは、見る人、身に着ける人、それぞれの捉え方があるところ。若い子たちはきっとナイロンのバケットハットなどに象徴される、トレンドセッターな側面にフォーカスしているのかもしれないですね。ディレクターによってガラッと変わっていくブランドも多い中、プラダには一貫した世界観を感じます。自分らしさを残しながら楽しめるアイテム群で、個々の魅力を引き立ててくれるブランドなのです。
プラダを着始めた20代の私は、そのキャッチーな可愛さに惹かれていたように思います。10年ほど経ち、大人になった今の私にとってのプラダは、お互いのよさを確かめ合いながら、バランスをとりスタイルを完成させていく楽しみのあるブランドです。自分が合わせるのでも、ブランドに合わせてもらうのでもなく、望んだ立ち位置まで一緒に歩んでくれるような感覚とでもいうのでしょうか。

上のルックは人気のニットで作ったスタイリング。ニュートラルなグレーをほっこり着たくなかったので、ゴールドのバッグでマチュアなムードに。少女性を秘めた女性像で着こなすノーブルなルック…これが私の捉えるプラダです。最新のコレクションも気になるけれど、プラダの服は時が経っても色褪せない。このニットの上下だって、もっともっと大人になって着るイメージもできる。ていねいにマイヴィンテージとして育てる楽しみも待っているのです。

撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) モデル/松島 花 ヘアメーク/森野友香子(perle management) スタイリング/三好 彩 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc

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