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銀座の手土産の新・定番〈シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所〉

  • 2023.1.13

たえず進化をし続ける街には、つねに心がときめくニュースがいっぱい。おいしい焼菓子からレストランで楽しむアフタヌーンティー、ホテルの最旬スイーツまで。上質な銀座に心満たされて。

今回は銀座土産の新・定番をいち早くチェック。

新しい時代に寄り添う〈シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所〉の“やさしいおやつ”。

老舗の銘菓から話題店のスイーツまで、手土産の選択肢が豊富な銀座。

新店も続々とオープンする街とあって情報のアップデートは必須だが、銀座の手土産の新・定番として注目を集めているのが〈シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所〉だ。
港区三田の閑静な住宅街に本店を構えたのが2021年。口コミでそのおいしさが評判を呼び、その翌年4月に銀座店がオープンしたと聞けば、その人気ぶりがよくわかる。

店を訪れる多くのひとのお目当ては、「No.1シヅカビスケット」をはじめとした4種のビスケット缶。ずっしりとした缶の重さにわくわくしながらフタを開けると、香ばしい焼菓子がぎっしり。

ここ数年、スイーツ業界ではクッキー缶がブームだが、ベーキングパウダーを使わずに密度を濃く、食べ応えのある焼菓子を追求しているのが特徴だ。ほろほろ、ざくざくとした食感のなかにやさしい甘みがあり、一枚、もう一枚と自然に手が伸びる。

ハニー、紅茶、全粒粉、ダブルカカオ、レーズン、フロランタンが詰まった「No.1シヅカビスケット」(5,768円)のほかクッキー缶は4種用意。焼菓子は単品での販売も(1個195円~)。

店名に〝自然菓子研究所〟とつけたのは「菓子屋の持続可能性を実現するため」。日本の生産者と向き合いながら丁寧に育てられた国産の食材を主に使い、現場スタッフの負荷の解消、フードロス問題の解決など、スイーツを通してよりよい社会を目指すことをひとつのテーマに掲げている。その思いをあらわす焼菓子は、パッケージも味わいもシンプルで、素朴さのなかに飽きの来ないおいしさがある。
〝本物志向〟のひとが多く集う銀座でも、長く愛され続けるはずだ。

アンティークの棚に並んだ焼菓子やコンフィチュール。
生菓子は常時3種前後。フルーツを使ったショートケーキが人気で、秋はぶどうなども登場予定。平飼い有精卵やキビ糖を使用し、おいしく安全に食べられるように生菓子の原料も厳選。フードロスの観点から、極力食材を活かすことにも注力する。

〈シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所 銀座五丁目店〉
住所:東京都中央区銀座5-7-10 EXITMELS A GINZA SWEETS MARCH 1F
営業時間:11:00~20:00
定休日:休みは休館日に準ずる
TEL:03-6280-6702

銀座店のオープンは2022年の4月。商品の8割を焼菓子が占める。3カ月ごとに変わる生菓子も店に通う楽しみのひとつ。

photo : Kenya Abe text : Keiko Kodera

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