Jホラーの父・鶴田法男監督自身が編集とナレーションを担当した『戦慄のリンク』特別メイキング映像

実際に起きた「青い鯨事件」をもとにしたAIサスペンス・スリラー

Jホラーの父と呼ばれる鶴田法男監督が中国に招へいされて手がけたAIサスペンス・スリラー『戦慄のリンク』。現在公開中の本作より、鶴田監督自身が編集とナレーションを手掛けた特別メイキング映像を紹介する。

1990年代初頭、ビデオ映画『ほんとにあった怖い話』（現・フジテレビでドラマ化）を発表し、その後、世界を席巻するJホラーを手掛けた監督たちに多大な影響を与えた “Jホラーの父”こと『リング０ バースディ』（00年）『おろち』（08年）の鶴田法男監督。彼がエンタテインメントの発展著しい中国に招かれて監督した新感覚のAIサスペンス・スリラーが本作『戦慄のリンク』である。

大学生のジョウ・シャオノア（スン・イハン）は、前日に電話で話した従姉のタン・ジンが自殺したことが信じられず、従姉の大学の同級生で犯罪心理学に詳しいマー・ミン（フー・モンボー）に相談する。

タン・ジンのパソコンを調べたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。そのネット小説を読んだシャオノアは、突然、謎の声に自分の名前を呼ばれ、“髪の長い女”を目撃したことから、得体のしれない恐怖に襲われる。

シャオノアはマー・ミンとともにネット小説の謎を探り、「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に自殺していることを知る。やがて2人にも死の恐怖が忍び寄る…。

作品の裏側を紹介するこの映像は、鶴田監督が映画の制作過程を解説する映像に、中国でのメイキングと本編映像を組み合わせたもの。冒頭では本作が実際に起きた「青い鯨事件」をもとにしていることが語られる。また、映像には『成化十四年〜都に咲く秘密〜』などで知られる主演のフー・モンボー、『流星花園2018』のスン・イハンらが撮影に臨んでいる様子も収められている。

『戦慄のリンク』は公開中。