金利0.001％の銀行に貯金するのはバカバカしい！と思っている人がお金持ちになれない納得の理由

2022年12月現在、メガバンクの普通預金金利は0.001％と低金利です。「どうせ銀行に預けてもお金は増えないし、貯金なんてバカバカしい」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、そんな思いではお金持ちになれません。そこで今回は、銀行預金をバカにする人の資産が増えない理由について解説します。

低金利をバカにして、お金を貯める習慣ができていない人は要注意です。経営者など高収入な人を除き、一般的な会社員がお金を貯めるためには、少額をコツコツと貯めていく必要があります。

定期的に貯金をする習慣がない人は、いつまで経ってもお金が貯まっていきません。たとえ低金利だとしても、お金を貯める習慣をつけるのが大切です。

銀行預金は低金利なので、投資信託や株式投資をしたほうが良いと考える人もいるかもしれません。

しかし、預金ができていない人は投資に回す資金を所有しておらず、結局は金融資産を何も保有していないのではないでしょうか。

投資は元本割れのリスクがあります。いずれにしても、まずは貯金を増やし、余裕資金を投資に回すのが理想です。

最近は、貯金をするより、まずは自己投資をして自分の価値を高めたほうが良いという意見も増えています。自己投資をしてスキルアップすれば、転職で年収アップできたり、独立起業できたりとメリットがあるのは事実です。

しかし、手当たり次第に自己投資するのはおすすめできません。あれこれ手を出しすぎると、時間がなくなりきちんとスキルを取得できなかったり、途中で興味がなくなってしまったりするからです。

確かに自己投資は大切ですが、貯金ができなくなるほどお金を使い込むのは危険です。自分にとって本当に必要な学びかを見極めるようにしましょう。

低金利で貯金をするより、ブランド品を購入したり、旅行に行ったりするほうが「価値が高い」という考えもあります。

しかし、散財は癖になりやすく、もっと高いものが欲しくなったり、もっとラグジュアリーな経験をしたくなったりする恐れもあります。

もちろん、ある程度の蓄えがある中でたまに自分へのご褒美程度なら良いですが、月々のお給料やボーナスを使い切ってしまうのは考えものです。

高収入でもお金が貯まらない人は、散財癖の傾向があります。

銀行にお金を預けても利息は微々たるものですが、貯金をする習慣をつけるのは大切です。

特に会社員がいきなり大金を得るのは難しいので、いかに早く積み立て始められるかが大切になってきます。

まずは少額からでも良いので、積み立て貯金をする習慣をつけてみてください。

文・勝目麻希（ファイナンシャル・プランナー）
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。