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金木犀(キンモクセイ)の匂いは良い香り?日本の金木犀には意外な事実も!

  • 2023.1.11

金木犀といえば、独特の良い匂い。好きだという人が多い一方で、「トイレの匂いみたい」だという人も少なくないようです。 金木犀の匂いに感じる感覚は人それぞれですが・・・、金木犀のあの独特な匂いにはどんな秘密が隠されているのでしょうか?

金木犀の匂いの成分や効能、どうしてトイレの匂いだと感じる人もいるのか、などについて見ていきましょう。

金木犀といえば独特な良い匂い

 

金木犀といえば、独特なあの匂い。 秋になると漂ってくるあの匂いが大好きだという人は少なくないですよね。

非常に匂いの強い花

金木犀は花の中でも特に香りが強い種類。 9月の下旬~10月の中旬にオレンジ色の小さく可憐な花を咲かせ、開花してから5日程度で散ってしまいます。

金木犀の甘い匂いはある程度距離があっても、風に乗って届いてきます。

金木犀はトイレの香り?

 

70~90年代のトイレの芳香剤と同じ?

良い匂いが特徴的な金木犀。 でも中には、金木犀の匂いが嫌いだという人もいます。

金木犀の匂いが嫌いだという理由で最も多いのは、「トイレの香りみたいだから」という意見。 どうやら1970~1990年代の前半まで、金木犀の匂いがトイレの芳香剤によく使われていたことが原因であるようです。

世代によっては金木犀の匂い=トイレの匂い

90年代以降になると、トイレの芳香剤にはいろいろな種類の香りが出てくるようになり、金木犀の匂いのものは影を潜めるようになりました。 金木犀の匂いの芳香剤に親しんできた世代の人たちの中には、金木犀の匂い=トイレというふうに記憶が結びついてしまっている人も多いのかもしれませんね。

金木犀の匂いにはアロマ効果がある!?

 

金木犀の良い匂いにはアロマとしての効果もあるといわれています。

リラックス効果

金木犀の匂いには、イライラを鎮めて心を落ち着かせてくれるリラックス効果があるとされています。 生薬としても活用されてきた歴史もあります。

アンチエイジング効果

さらに、金木犀の匂いにはアンチエイジング効果もあるといわれています。 金木犀の花には抗酸化作用のある成分が含まれていて、若返りの効果が期待できるのだとか!

金木犀の優しくて懐かしい匂いは、心や身体の健康にも良い影響を与えてくれたようです。

日本の金木犀は全部男!?

 

金木犀は雌雄異株の木なのですが、実は日本の金木犀は雄株だけなのだとか!

日本の金木犀は雄株のみ

日本にある金木犀は中国から渡来した種類。 中国では果実を利用することもあったようですが、日本では花と香りだけを楽しむのが一般的です。

雌株は雄株よりも花が咲かず、果実がなります。 そのため、果実を必要としなかった日本ではより花がつきやすい雄株を必要としたのだと考えられています。

挿し木で簡単に増やせる!

金木犀は、雄株と雌株を掛け合わせなくても挿し木で簡単に増やすことができます。 日本では花を楽しむために挿し木で雄株をどんどん増やしていったので、雄株ばかりになったのではないかと考えられます。

金木犀の漢字に犀(サイ)が入るのはなぜ?

 

金木犀の「犀(サイ)」とは、動物のサイのこと。 これは、金木犀の樹皮がサイの皮膚に似ていることから来ているのだとか。

「サイのような樹皮をした黄金の花を咲かせる木」という意味で、「金木犀(キンモクセイ)」と呼ばれるようになったんです。

【まとめ】良い匂いの金木犀(キンモクセイ)に隠された秘密!

 

秋の風物詩、金木犀。 これからの季節はその甘い匂いが恋しくなりますね。

普段何気なく眺めている金木犀も、その秘密を知ったらその花の見え方や匂いも違って感じられるかも?

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