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1月のうちに計画を立てて! 片付けのプロが教える「ものを手放すための年間計画」のコツ

  • 2023.1.11

「ものが多すぎる気がする」「片付けるタイミングが分からない」…そんなお悩みのある方は、季節に合わせて整理整頓を見直せるように、年間計画を立ててみましょう。整理収納アドバイザーである筆者が、ものを手放したり見直したりする際におすすめのポイントをご紹介します。

季節に合わせた「“手放す”ための年間計画」

1年間の暮らしの流れに合わせて、ものを整理する場所を決めておくと、こんなメリットがあります。

・季節のイベントに合わせて整理するので、忘れずに行える
・手放すことで、本当に大切にしたいものが明確になる
・不要なものをこまめに処分しておくと、収納も掃除もラクになる

先を見通して身の回りの整理整頓を進めることで、季節に合ったものの準備や収納方法の見直しがスムーズになります。ほどよい余白のあるスッキリとした生活を目指して、ぜひ整理計画を立てておきましょう!

手放すタイミングを逃さない!

1・2月

リビング周り
寒くてお家にこもりがちな季節は、リビング周りの整理に注力するのがおすすめです。積んだままの本や雑誌、ほこりをかぶったインテリアなどなど…。“いつもの風景”になってしまっているゴチャゴチャしたものたちを、ゆっくり整理整頓する時間を作ってみてください。一気に明るく気持ちの良いお部屋になりますよ。

薬箱
寒い時期はとくに、感染症や体調不良の心配が増えがちです。いつもらったか分からない処方薬や消費期限切れの市販薬があれば処分して、新しい常備薬を揃えておきましょう。

3・4月

書類の整理
職場環境が新しくなったり進学したりすると、プリントや書類を受け取る機会が多くなるでしょう。紙類は溜めてしまうと重くなり、整理の時間も手間もかかりがち。書類やプリントの要不要は、なるべくその場で判断して処分してしまうほうが、あとでまとめて整理するよりもラクです。捨てるかどうか迷うものは、携帯で写真に撮って管理しておくのもおすすめですよ。

文房具・学用品
新年度を迎えるタイミングで、文房具や子どもの学用品の見直しをしましょう。壊れているものは修理、中身がないものは補充、サイズが合っていないものは買い替えを検討して。

5・6月

クローゼット
夏の衣替えシーズンには、洋服の整理やクローゼットの収納を見直してみて。日差しが強くなる前に、帽子・日傘・サンダルなどの靴や小物類をチェック! まだ使えるかどうかもあわせて確認しましょう。汚れているものは買い替えておくと、必要になったときスムーズに活用できます。

洗面所・洗濯機周り
湿気の多いジメジメした時期は、水回りをスッキリとさせておきましょう。洗面所下の収納は狭くて低くて取り出しにくいため、ものが押し込まれていることも多いのではないでしょうか。持ちすぎているストックや、まったく使っていない掃除道具など、不要なものを処分してスッキリさせておくのがおすすめです。

洗濯機周りでは、古くなったハンガーや洗濯ネットの買い替えを検討してみるのも良いですね。

7・8月

冷蔵庫
暑くなってくると冷たい飲み物やアイスなど、なんでも冷蔵庫に入れておきたくなりますが、詰め込みすぎには要注意。冷蔵庫内のものが多すぎると、上手に冷却できず余計な電力がかかる可能性があります。

また、食材がしっかり冷えないと食品が傷みやすくなり、食中毒の危険性も増してしまうかもしれません。賞味期限切れの食材を処分したり、収納ケースを入れて庫内を見やすく整理したりして、冷却効率アップを心がけておきましょう。

9・10月

非常用グッズ、パントリー
9月1日の防災の日に合わせて、非常用グッズを見直しましょう。缶詰や乾物、保存食など普段ストックしている食材の賞味期限をチェック! 年に一度タイミングを決めてしっかり確認しておくことで、いざというときの備えを万全にしておけます。

クローゼット
冬物の衣替えのタイミングで、ニットやスウェット、コートなど厚手の洋服の整理を進めていきましょう。アクセサリーやバッグ、マフラーなどの冬小物も一緒に準備しておくと、季節の変わり目でも気温に合わせて気持ちよくおしゃれを楽しめますね。

11・12月

押し入れ・納戸
大掃除で忙しくなる前に、押し入れや納戸にしまっていたものをあらためてチェックしておきましょう。粗大ごみに出そうと思って、そのままずっとしまい込んでいたものはありませんか? 年末で混み合う前に、早めにゴミの回収に出しておくのがおすすめです。

冷蔵庫
クリスマスや年末年始でごちそうを食べる機会が多くなる時期。大きな食材や買い置きしたものをしっかり入れられるよう、いつもよりも余白のある状態を心がけておきましょう。

年間計画を立ててスムーズな整理整頓を

1年間の暮らしのスケジュールに合わせてあらかじめ手放す計画を立てておくと、スムーズにものの整理を進められます。今回挙げた場所以外にも、趣味のものやイベントグッズなど、ご自身のライフスタイルに合わせて、整えたい場所を計画に組み込んでおくと良いですね。

いつかやろうと考えているだけでは、なかなか実行できないもの。少しずつ計画的に進めていくことで、空間にも時間にも、気持ちにもゆとりが持てるようになります。1月中に今年の計画を立てられるよう、参考にしていただければうれしいです。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

のぞみ

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