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突然“夫の彼女”を名乗る女性が現れて… 新婚早々に明かされた「夫の秘密」【前編】

  • 2023.1.11

新婚早々に夫の不倫が判明し、夫婦関係に亀裂が入ってしまうこともあります。30歳で結婚した葵さん(仮名)も、そのひとり。結婚前にはまったく予想もしなかったという壮絶な不倫体験を、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

交際8か月で結婚! しかしラブラブ感は新婚当初からゼロ

葵さんは8歳年上の男性と交際8か月でゴールイン。夫との出会いはボランティアの集まりで、誠実にボランティア活動に取り組む夫の姿を見て、次第に恋心を抱くようになったとのこと。

「出会ってから付き合うまで1年くらいでした。私は派手なファッションやメイクが好きですが、恋愛には奥手。一方の夫は、見た目がとても地味でファッションにも無頓着なタイプ。周りから見ると正反対のタイプだったようですが、お互いに“自分にないところ”に惹かれ合うような感じで、自然と交際が始まったんです。
ただひとつ誤算だったのは、夫の見た目に騙されてしまい、私の中で“夫はきっと恋愛にも誠実な人だろう”という思い込みがあったことです。結婚するまで本性に気づかなかったんですよね」

新婚当初からラブラブムードのない夫婦だったという二人。しかし、それすらも葵さんは「夫の性格が消極的なせいだろう」と考え、あまり気にしないようにしていたそうです。ところが、そんな穏やかだった日々は、“夫の彼女”を名乗る女性の訪問によって一変します。

「夫の彼女」を名乗る女性がアポなしで訪問

「結婚して半年くらい経った頃だと思いますが、“夫の彼女”を名乗る女性がアポなしで家を訪ねてきたんです。その日、夫は泊まりがけでボランティア活動に行っていて、家にいるのは私だけでした。
なんだか不気味だなと思いながらも玄関先で話をすると、なんとその女性は夫と10年間も付き合っていると言うんです。そして、“事情があって自分と彼は結婚できなかった。別の女性との結婚を許したけれど、やっぱりつらいので別れてもらえないか”と私に言ってきました」

その女性には婚歴があり、二人の子どものシングルマザーであることから夫の両親が結婚を認めず、そのまま年月が過ぎていたのだとか。葵さんとの結婚については夫から事前に聞いていて、その上で「自分は一生日陰の身でいいと覚悟を決めて、彼が結婚してからも交際を続けてきた。でも精神的につらくなってしまった」などと語ったそう。

「女性は私よりも10歳は年上に見えたので、夫より少し年上という感じでしたね。生活に疲れた雰囲気で、身なりもボロボロな感じでしたが、夫との交際について嘘をついている感じはなく、本当に憔悴しきった様子でした。
夫の留守中だったこともあり、その日はいったん帰ってもらって、後日ボランティアから帰宅した夫に真相を問い詰めました。すると、あっさりと浮気を認めたんです……」

夫に確認をしたところ、女性からの話は正しく、すべて事実だったとのこと。そして「本当はその女性と結婚したかったけれど、親が許さないから、親が認めてくれそうな葵さんと結婚した」と涙ながらに打ち明けられたそうです。自分と出会うずっと前から特定の女性との交際を続けてきた夫に対し、葵さんは怒りの感情よりも先に、そんな夫の本性を見抜けないまま結婚した自分が情けなかったと振り返ります。

交際中の女性がいながら別の女性と結婚をすれば、結婚後に大きな問題が生じても無理はないでしょう。葵さんのように結婚して初めて、配偶者が抱えている問題を知るケースもあるのです。

©︎プラナ/PIXTA(ピクスタ)
©PonyWang/gettyimages

文・並木まき

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