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香川県にUターン移住。大自然の中の暮らしとは?【僕たち「移住」キャンパーです】

  • 2023.1.12

「僕たち〇〇キャンパー」って何?

キャンパーの数だけ、独自のキャンプスタイルがあります。そんな個性に溢れたキャンプスタイルの中でも、特に「尖った」スタイルでアウトドアを楽しむキャンパーを紹介する連載企画「僕たち〇〇キャンパーです」。毎回1組のキャンパーに密着し、気になる「実際どうなの?」や、ユニークなキャンプを深掘りします!

「自分とは違うスタイルだけど、楽しそう!」そんな誰かのキャンプを知ることが、まだ見ぬ新しい世界の入口かも!?あなただけのキャンプスタイル、教えてください!

今回のテーマは「移住」

アウトドア好きなら1度は憧れる「移住」。都会の喧騒を離れて、大自然に囲まれながらキャンプを楽しみたいものです。ただ、実際に移り住むとなると、なかなかハードルが高そう…。そんな不安を払拭すべく、移住キャンパーのなみさん&tanakiさんを取材。「クルマって必須なの?」「出費は減った?」など移住のリアルを紹介します!

大都会からの移住、そのわけは?

移住前は、兵庫県神戸市の繫華街の近くに住んでいた2人。

――都会の生活から移住をしようと思ったわけは?

なみさん&tanakiさん:1番大きなところで言うと、キャンプや自然が好きだからです。神戸にいる時は土日だけの「非日常」だったキャンプを、「日常」の方に変えたかったんです。平日は仕事、土日はキャンプっていうフルスロットルの生活だと、そのうちキャンプに行くこと自体が疲れたり、しんどくなったりしそうじゃないですか。それが嫌だなと思って。

――もともと都会を離れて地方で暮らすという希望があったのですか?

なみさん&tanakiさん:正直全然なかったです。神戸が好きだったので、ずっと神戸に住むつもりでした。それが、キャンプに行ってガラッと考えが変わったんです。自然の中で暮らしのスタイルを築いていくっていうのが楽しいんだなと気が付いて、主人の地元の香川に帰ってきている感じですね。

自宅の敷地内で楽しむキャンプ

敷地内キャンプの様子

――移住後、キャンプに行く頻度は増えましたか?

なみさん&tanakiさん:キャンプに行く頻度はちょっと少なくなりました。娘が生まれたのもあるんですけど、敷地内でテント張ってデイキャンプをすることが増えて。自然との距離が近くなったので、わざわざキャンプ場に行かなくても良くなったんです!

あとは、敷地内にイノシシとか猿とかがトコトコ歩いているような山があって。その山を切り開いたところに住んでいるので、たまに仕事の合間にリュックサックを持ってブッシュクラフトに行って、森の中でコーヒーを飲んだりしています(笑)。

都心と山の中のいいとこ取りで、住みやすさ抜群

――新居を建設中とのことですが、ギアの収納事情が気になります。

なみさん&tanakiさん:神戸に住んでいたころは、物を置く場所がなくて…。マンションの中でギアに囲まれているみたいな生活でした。今は、倉庫が置けるくらい敷地が広いので、そこにしっかり収納できます。駐車場までの距離もなくなったので、荷物を積んだり下ろしたりする作業も楽になりました!

――家の周りはどのような環境ですか?

なみさん&tanakiさん:都心と山の中のいいとこ取りみたいなところです!スーパーやドラッグストアは結構近いのに、ちょっと入ったら一気に山になって、景色もどんどん森になっていく感じ。住むには結構便利だし、自然に囲まれた環境もあって、すごくいい場所だなと思います。

困ったことはあまりない!?

――かなり快適そうですが、困ったことなどはありますか?

なみさん&tanakiさん:実は…あまり困っていないんです。僕はUターン移住で、10年前まで普通に住んで暮らしていたところなので、めちゃくちゃ困ったということはなく。逆に、「あ、こんなところにこんなお店ができたんだ」とか街が変わっていたことにびっくりしたくらいです。

あとは、夫のお父さんとお母さんがいろいろ教えてくれたのが心強かったです。「この地域には、こういう行事があるから準備してね」とか。それを知らなかったら少しなじみづらかったかもしれません。

クルマって1人1台必要?

――田舎暮らしにはクルマが必須のイメージがあるのですが…

なみさん&tanakiさん:会社勤めの場合、クルマ通勤が普通なので1人1台必須です。ただ、私たちは2人とも自宅で仕事をしているので、外出する機会が少なくて。そういう場合は、1人1台もいらないなって思います。

僕たちはランドクルーザーに乗っているんですけど、小さなクルマがいいかもですね。キャンプにも行けるし、街でも乗れる、コンパクトなクルマだったら小回りが利いて便利そう!

移住前の情報収集はどのようにする?

――移住前の情報収集はどのようにしていましたか?

なみさん&tanakiさん:実は、事前の情報収集はあんまりしていないです。移住セミナーに行くか悩んだのですが、内容が仕事や空き家の紹介みたいな感じだったので結局行かなかったです。私たちは家も仕事も決まっていたので、実際にどんな感じの暮らしなのかは、Instagramで「#田舎暮らし」などを検索して見ていました。

移住後、仕事が見つかるかな…

移住後、オリジナルブランドを展開

――移住後の仕事は、どうやって探すのが良いですか?

なみさん&tanakiさん:セミナーに参加したり、行政のUIターンの制度を利用したり。あとは今、zoomとかで繋いで仕事ができる環境になってきているので、在宅の仕事を探すのも手かなと思います。

ご近所付き合いは大変?

――ご近所付き合いが大変そうなイメージがあるのですが…実際はどうですか?

なみさん&tanakiさん:ご近所の方はみなさんとても優しいです。ただ、まわりに同世代の方がほとんどいません。なので、児童館に行ってお話ししたりしています。あとは、キャンプのイベントがあって、その時ファミリーキャンプ繋がりでママ友ができそうだなって思いました!キャンプという趣味で繋がれるというのは、ママにとってはとてもありがたいですね。

出費は減るの?増えるの?

――移住前と比べて、出費は減りましたか?増えましたか?

なみさん&tanakiさん:神戸にいた頃と比べると、めちゃくちゃ出費は減りました。外食費やUber Eatsのお金が高かったということに移住してから気が付いて。あとは、ほぼ在宅で仕事をするようになったので、通勤用の服や化粧にもお金がかからなくなりました。

ただ、草刈りの除草剤とか、浄化槽の維持管理費とか都会ではかからない費用があって…。会社勤めとなると、1人1台クルマが必要になってくるので、田舎は田舎でお金がかかります。なので、きちんと下調べした上で計画を立ててもらったら、引っ越した後に慌てなくて済むのかなとも思います。

キャンプが日常にある暮らし

――最後に、今後の展望を教えてください!

なみさん&tanakiさん:キャンプでいうと、ルーフトップテントをクルマにつけたり、カーサイドタープをつけたりして、クルマで気軽に行って、その辺でテント張ってキャンプをする。そういうのが日常にあるような暮らしがしたくて。ギアを身軽にすることで、設営も簡単にすばやくして、キャンプをもっと身近に、日常的なものにしたいです。

移住生活も悪くない!

移住生活への不安は大きいと思いますが、住めば都。事前の情報収集をしっかりして、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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