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【まとめ】主演はマーゴット・ロビー?ジョニデの続投は?『パイレーツ・オブ・カリビアン6』について分かっていること

  • 2023.1.10
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ディズニーパークの人気アトラクション「カリブの海賊」を基にした映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ6作目となる新作について現時点で分かっている情報をまとめ。(フロントロウ編集部)

2つの新作が製作されている『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ

ディズニーパークの人気アトラクション「カリブの海賊」を基にした映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、2003年に1作目となる映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』が公開されたのを皮切りに、2017年に公開された現時点での最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』まで、5作品が公開されているディズニーの大ヒットシリーズ。

画像: 2つの新作が製作されている『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ

2017年7月1日に『最後の海賊』が日本公開されてから今年で6年が経過しようとしているが、海賊たちはまだ冒険を終えたわけではない。製作のウォルト・ディズニー・モーション・ピクチャーズは現在、シリーズ新作となる2作品の製作に取り組んでいる。

ジョニー・デップが演じるジャック・スパロウは戻ってこない?

製作が進められている新作について分かっていることはまだ多くないが、現時点で判明している前作からの大きな変更点の1つは、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウは戻ってこない可能性が高いということ。

画像: ジョニー・デップが演じるジャック・スパロウは戻ってこない?

ジョニーは2022年12月に示談が成立するまで、元妻であるアンバー・ハードとの間で複数の訴訟をめぐって法廷闘争になっており、そうした騒動のなかで事実上、ジャック・スパロウ役を降板になった。ジョニーは以前、2018年にアンバーが米Washington Postに発表した論説がきっかけとなり、自身が同役を降板したことを知ったと主張している(※)。

※アンバーは米Washington Postに発表した論説のなかで、ジョニーの名前こそ出さなかったものの、自身がドメスティック・バイオレンス/家庭内暴力のサバイバーであると主張。この論説がきっかけとなってジョニーはジャック・スパロウ役を降板になったとされているが、ディズニーが正式発表したことはない。

ジョニーは2022年4月に裁判で証言台に立った際、「キャプテン・ジャック・スパロウは、私がイチから作り上げたキャラクターで、私の多くをこのキャラクターに注ぎこみました」と、ジャック・スパロウというキャラクターへの強い思い入れを語った上で、「このキャラクターとちゃんとしたお別れをするべきだと思いました」と、きちんとした形で終わりにしたかったとした。

一方で、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマー氏は2022年5月に応じた英The Timesとのインタビューで、ジョニーが扮するジャック・スパロウが次作に登場する可能性について「今のところありません」と明言しつつも、「でも、先のことをはわかりません」とも語った。

新作に主演するのはマーゴット・ロビー?

現時点でシリーズ新作に出演するキャストはまだ1人も正式発表されていないものの、プロデューサーのブラッカイマー氏は英The Timesとのインタビューで、シリーズに関連した2つの企画が進行中であることを認めて、「『パイレーツ・オブ・カリビアン』の脚本を2つ書いているところなのですが、ひとつは彼女(マーゴット)を想定したもので、もうひとつは違います」と、マーゴット・ロビーを主演に見据えていると明言。

画像: マーゴット・ロビー。
マーゴット・ロビー。

DCEUのハーレイ・クイン役で知られ、来たる実写版『バービー』に主演することでも注目を集めているマーゴットをシリーズ新作の主演に抜擢するのではないかとする噂は以前から囁かれていたが、ブラッカイマー氏は同インタビューで「我々はマーゴット・ロビーと話をしています」と明かして、マーゴットと交渉していることを認めた。米Varietyは2020年6月、マーゴットが映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』でもタッグを組んだ脚本家のクリスティーナ・ホドソンと共に『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作に取り組むと報じていた。

しかしながら、マーゴットはその後2022年11月に米Varietyに掲載されたインタビューで、「私たちにはアイデアがあって、完全に女性だけというわけではありませんが、女性を中心とした、従来とは違うかたちのストーリーでやろうとずいぶん前から構想を練っていました。私たちはそれをとてもクールだと思っていました。でも、彼ら(ディズニー)はやりたくないのだと思います」と回答。女性版の『パイレーツ・オブ・カリビアン』を制作しようとしていたものの、ディズニーとの交渉が頓挫したことを匂わせた。

そうした発言があるなか、ブラッカイマー氏は2022年12月に「我々は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のために2種類のストーリーを考案しました。もうひとつの方(=マーゴット主演じゃない方)が先に進行しているので、まずはそちらを完成させるべく取り組んでいるところです。(マーゴット主演で話が進んでいた)もうひとつの脚本もこれから話が進むはずです」と米Colliderにコメント。まずは先にマーゴット主演ではない方の脚本を進めているとした。

もう一本の『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作は?

一方、ディズニーが製作を進めているもう一本のシリーズ新作については、ドラマ『チェルノブイリ』のクレイグ・メイジンと、オリジナル版の第1作目から4作目の脚本家であるテッド・エリオットが脚本を担当していると見られる。

ブラッカイマー氏は2022年11月に米The Hollywood Reporterとのインタビューで、“マーゴット・ロビー版”と“もう一つのバージョン”の脚本の違いについて、「私たちには素晴らしい脚本が1つあります」と、もう一つのバージョンに言及した上で、「我々は2つの脚本に取り組んでいました。マーゴット・ロビーのものが1つと、もう1つはより若手のキャストを起用したものです。マーゴット・ロビーのほうはもう少し改善が必要です。若手キャストのほうは完成間近です。両方を実現できたらと思っています」と語った。

画像: 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマー氏。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマー氏。

ブラッカイマー氏によれば、マーゴット版の脚本は「力強い」ものになっているといい、「まだディズニーのなかで(話は)生きていますよ」と明言。「実現すると信じています。ものすごく力強いストーリーになっていますよ」と、2本とも実現させることを目指していると語った。

いずれの新作についても、まだキャストは1人も正式発表されていないが、現在先に進行しているというバージョンについては「若手のキャスト」を起用すると明言されていることを踏まえれば、これまでの5作とは違ったフレッシュなキャストが起用される可能性も高そう。公開時期も現時点では発表されておらず、ストーリーの詳細も含めて、まずは続報を待ちたいところ。(フロントロウ編集部)

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