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ヘンリー王子、メーガン妃が結婚式でつけたティアラをめぐる騒動について自叙伝で詳述

  • 2023.1.10
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Photo_ WPA Pool/Getty Images
Prince Harry and Meghan Markle stand together during their marriage in St George's Chapel at Windsor Castle on May 19, 2018 in Windsor, England.Photo: WPA Pool/Getty Images

2018年5月に執り行われたヘンリー王子メーガン妃の結婚式。この日、メーガン妃は、エリザベス女王の祖母メアリー王太后のためにつくられたダイヤモンドの輝くバンドゥティアラを身につけたが、ティアラを巡って女王やスタッフとヘンリー王子夫妻の間でひと悶着あったと報じられていた。

この騒動について、ヘンリー王子が自叙伝『Spare(原題)』で詳述しているという。夫妻は当初、メーガン妃がダイアナ元妃のティアラを身につけることを希望していたが、エリザベス女王には別の考えがあったのか、代わりにバッキンガム宮殿にある女王のプライベートコレクションから、何か選ぶよう頼まれたと明かしているそうだ。

女王と女王の専属デザイナーを務めていたアンジェラ・ケリーは、メーガン妃が選べるよう5つのティアラを用意。この中にはエメラルドのものやアクアマリンをあしらったティアラがあったが、なかでも一つの際立つティアラがあり、「まるでメグのために作られたようだった」と王子は記している。

キャサリン妃から、ティアラに合わせてベールを縫い上げ、頭の形に合うように準備するのは大変だったとアドバイスされていた夫妻は、この一週間後にティアラを貸してもらおうとケリーに連絡。しかし、彼女から返事がなかったと訴える。「明らかに妨害行為がありました。でも、なぜでしょう。理由はわかりませんでした」。さらにヘンリー王子は、離婚歴のあるメーガンが白いベールを身につけることにも議論があったと振り返っているという。

Meghan Markle stands at the altar during her wedding in St George's Chapel at Windsor Castle on May 19, 2018 in Windsor, England.

過去の報道によると、メーガン妃が希望したのは、エメラルドのティアラだったとみられている。王室伝記作家で歴史家のロバート・レイシーの著書『Battole of Brothers: William and Harry – The Inside Story of a Family in Tumult(原題)』によると、このティアラは、ロシア革命直後にイギリス王室が非公式ルートを通して非公表の値段で手に入れたもので、曰く付きのものだった。故に王室としては、結婚式で使用するのは避けたかったようだ。しかし、ヘンリー王子はエメラルドのティアラを借りられないと聞くと、激高したという。

また、英「タイムズ」紙の王室担当記者バレンタイン・ロウが出版した『Courtiers: the Hidden Power Behind the Crown(原題)』によると、メーガン妃のスタイリストがロンドンに滞在している間にティアラの試着を希望したものの、王室の厳しいプロトコルがあったために借り受けることができなかったという。これにヘンリー王子が気分を害し、ケリーに対してひどい言葉で罵ったとされていた。

Text: Tae Terai

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