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年末年始の人付き合いで疲れたら?

  • 2023.1.9
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仕事から少しだけ解放される年末年始は、新年を前にリラックス&リチャージするための時間。かと思いきや、年末年始には年末年始特有の問題がある。例えば、クリスマスパーティーのような大規模な社交行事、家族の集まり、出費の増加、子どもの学校の冬休み。リラクゼーションに充てるはずの年末年始が実際は1年で一番忙しく、疲れがたまる一方なんていう人も多いとか。でもどう乗り越えたらいいの? オーストラリア版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

バーンアウトは、活力や気力を失い、怒りっぽくて皮肉的かつ無関心な状態になることを指す広義の言葉。仕事のストレスに関連して使われることもある。バーンアウト状態の人は職場や同僚に対してネガティブになり、欠勤が増え、仕事の質が低下する。極度の疲労はバーンアウトの症状の1つで、家庭生活や社会生活で大きなプレッシャーを感じたときに現れる。

年末年始になると人は、さまざまな理由で疲労を感じる。特に多いのは、年内にするべきことや会うべき人が多すぎるというケース。大半のことは来年まで待てるのに、みんな仕事でもプライベートでも面白いくらい無理をして、なんとか年内に済ませようとする。飲酒量の増加、睡眠時間とダウンタイムの減少、全体的な忙しさも年末年始の疲労の要因。

マインドフルネスは、心と体のニーズを的確にとらえる上で役立つツール。体が発するシグナルに注意を向ければ、疲労に対する理解が深まる。3分だけブレスワークをしたり、数秒だけ五感に意識を向けたりするのも立派なマインドフルネス。マインドフルネスを実践すれば、ストレスと疲労の蓄積に歯止めがかかる。方法が分からないときは『ヘッドスペース』などのアプリで、いざというときに使えそうな瞑想やマインドフルネスのセッションを探しておこう。

境界線を引くためには、境界線が何たるかを理解しておく必要がある。境界線の位置は人それぞれ。年末が近づいたら、あなたにとって無理のない範囲で境界線を引き、その線を死守すること。例えば、平日の夜の社交行事は週に1回までと決めておけば、仕事と疲れがたまりにくい。自分のリミットが把握できたら、それを周囲の人に伝えてみて。境界線の大切さを知っている人には話が通じる。あなたを境界線から遠ざけようとする人には、壊れたレコードのように同じことを何度も繰り返すだけでいい。

年末年始は目標設定にも適した時間。一例として、1月は1日10分間のマインドフルネスを実践するなんてどう? 毎日できるだけ同じ時間にすると習慣化しやすい。

そして、自分を思いやることも忘れずに。この時期はいろいろ大変だからこそ、自分を思いやってあげることが極めて重要。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Mary Spillane Translation: Ai Igamoto

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