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恒松祐里さん 「リバーサルオーケストラ」で応援団長、ネトフリで話題の「今際の国のアリス」では戦う!

  • 2023.1.9

1月11日から始まる「リバーサルオーケストラ」(日テレ系)に主役の天才ヴァイオリニスト初音の妹・奏奈役で出演する恒松祐里さん。12月からNetflixで配信中の「今際の国のアリス」シーズン2では、義足と弓矢で戦いに挑むヘイヤを演じています。幅広く活動中の恒松さんに、それぞれの作品の魅力などを聞きました。

楽しみな門脇麦さんとの共演

――11日から始まる「リバーサルオーケストラ」は、門脇麦さん演じる地味な市役所職員で“元”天才ヴァイオリニスト・谷岡初音と、田中圭さん演じるマエストロ・常葉朝陽の2人が、赤字続きで市の財政を圧迫する「児玉交響楽団」を一流オケに改造するべく奮闘する物語です。

恒松祐里さん(以下、恒松): 個性的なキャストの方々が出演する作品。私が演じる奏奈の姉役の門脇麦さんは、ちゃんとご一緒するのが初めてなので楽しみ。ワクワクでいっぱいです。奏奈はすごく素直で社交的でお姉ちゃん思いでもある大学生。流行に敏感で、明るくて、いい子なんだけど、お姉ちゃんにずっと明かせなかった思いもあって……。

私の役は楽器の演奏はしないので、楽団の応援団長のような役回りになっていきます。みなさんの背中を押していくようなパワーがある女の子なので、明るく元気に頑張りたいです。

朝日新聞telling,(テリング)

家族で楽しめ、ほっこりした気分で見られる

――門脇さんとの共演が「楽しみ」というのは。

恒松: 共演するにあたって改めて、門脇さんの過去の作品を見直したのですが、映画「愛の渦」での地味だけど性欲の強い女子大生など、個性的な役を演じられることが多い。だから、今回の根が明るく、優しい役柄の初音と、門脇さん自身が持っている独特の雰囲気がどのように作用し合うのかが、一緒にシーンをつくるにあたって楽しみです。

――ドラマの見どころを教えてください。

恒松: 家族で楽しめるし、ほっこりした気分でも見られて元気が出る作品です。

ちゃんとした演奏シーンがたくさんあるので、そこも見どころ。加えて、心温まるエピソードも多く、“元”天才ヴァイオリニストの初音だけでなく、オーケストラに所属する方の事情だったり、音楽への向き合い方であったりが各回で描かれていて、勇気をもらえます。それぞれの人物のエピソードが充実していることで、演奏シーンがより映える。音楽が持つパワーを感じていただきたいと思います。

朝日新聞telling,(テリング)

リアルに演じることができた「今際の国のアリス」

――義足と弓矢で戦いに挑むヘイヤを演じられたも、12月22日から配信が開始されました。漫然と生きていたゲーマーが迷い込んだ異次元の東京で、次から次へと理不尽なゲームを突きつけられ、生きるか死ぬかの戦いを強いられる物語です。

恒松: この撮影をしたのは2年前の2021年で、オーディションを含めると約1年間にわたって、この作品に関わってきました。やっとみなさんにお届けできて嬉しいです。

私が演じたヘイヤは、生命力があり、言葉遣いも荒い弓道部の女子高生。これまでの人生で感じてきた悲しみだったり、苦しみだったりを出さないようにするため、どんどん強くなってきた。彼女がどのように生きるかは演じていて複雑であり、楽しくもありました。

――「今際の国のアリス」は配信作品、一方で「リバーサルオーケストラ」は地上波のドラマです。配信と地上波の違いは感じますか。

恒松: 「今際の国のアリス」は、配信作品の中でも特に時間をかけてつくられています。アクション練習を含めたら半年以上、準備をして臨みました。すごくぜいたくですし、撮影に使うセットも0から丁寧につくられていました。だからリアルに演じることができて、とてもありがたかったですし、見ている方も“非現実”な設定でも入っていきやすいと思います。

朝日新聞telling,(テリング)

――地上波ドラマの良さは。

恒松: 撮影の期間は短いですが、放送とのタイミングが近いことが多い。だから、視聴者の方の反応を得ながら撮影できるというのが、楽しいところ。一緒につくりあげていく感じが、地上波の良さなのかと思います。
それぞれの長所があるので、みなさんには双方、楽しんで貰えると嬉しいですね。

■岩田智博のプロフィール
ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。

■品田裕美のプロフィール
1983年生まれ。出版社勤務を経て、2008年 フリーランスフォトグラファーに。「温度が伝わる写真」を目指し、主に雑誌・書籍・web媒体での撮影を行う。

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