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“もう君に用はない”…夫にも不倫相手にも見捨てられた昼顔妻の「悲惨な末路」【後編】

  • 2023.1.8

職場結婚を機に専業主婦になり、退屈な日常の暇つぶしで出会い系アプリに登録した理香さん(仮名)。アプリでの出会いがきっかけで不倫に溺れてしまい、悲惨すぎる末路を迎えます。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、32歳女性が体験した壮絶不倫エピソードをご紹介します。

女性に慣れている不倫相手にハマり…ついに不倫が発覚

理香さんは、夫に比べて女性の扱いに慣れた不倫相手に夢中になり、会うたびに肉体関係を結んでいたのだとか。そして、デートの約束がある日は理香さんの装いも派手になっていき…。一方で、そんな妻の異変に気付いた夫は、浮気を疑ってプロに身辺調査を依頼していたのだそうです。

「ある日夫から、不倫相手と密会しているときの写真と、報告書のようなものを見せられました。彼のことがバレていないと思っていたのは私だけで、少し前から夫は私の行動を疑っていたようです。プロの探偵に依頼して、裁判になっても使えるような証拠をきっちり集めたと言われました。

密会現場を押さえられた私は、夫から離婚と慰謝料を請求されてしまったのです」

理香さんが考え直すように泣きついても、すでに夫の離婚の意思は固く、説得の余地はなかったとのこと。諦めた理香さんは「悪いのは自分だから」と、借金をして請求された通りの慰謝料を支払い、離婚にも合意したそうです。

離婚成立と同時に不倫相手にも捨てられ…

「離婚はしんどかったですが、今後は彼と堂々とデートができると思ったら、独身になれることがうれしくもあったんです。ところが、彼に離婚を報告すると、態度がよそよそしくなって…。

私は彼と再婚する気満々だったので、どうしたのかなと思って問い詰めると、私のほかにも複数の女性と交際しているという事実が発覚しました。さらには、“君とは遊びのつもりだったから、離婚した君にはもう用はないんだ”と一方的に告げられ、捨てられてしまったんです」

自業自得とわかりながらも、どん底に落とされたような気持ちだったと理香さんは振り返ります。

「専業主婦だったので、離婚によって妻の肩書をなくしたことは相当なダメージでしたし、慰謝料のために借金を負ってしまったことも痛かったです。

今はアルバイトを掛け持ちしていますが、毎月の返済額が多いので生活はカツカツ。実家に戻りたかったけれど、離婚した原因が私の浮気と知った両親から『しばらく帰ってくるな』と言われてしまい、1Kの古いアパートで一人暮らしをしています。

専業主婦をしていたときに、せめて何か資格の勉強でもしておけばよかった。就職に有利なキャリアもスキルもない私には、希望通りの条件で雇ってくれるところを見つけるのが難しくて。これも全て自業自得と言われればそれまでですが、最近になって元夫がキャリアウーマンと再婚したと聞きましたし、自分のしたことが情けなくてなりません…」

不自由のない暮らしを失って初めて、“刺激のない単調な日々”だと感じていた毎日こそが、幸せだったと気付く人もいるのでしょう。安易な気持ちで刺激を求め、出来心で不倫に走るなんて絶対にあってはならないことなのです。

©kazuma seki/imagenavi/gettyimages

文・並木まき

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