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【京都お茶初め】新年は老舗の抹茶と季節の和菓子『花びら餅』でスタート「一保堂茶舗」

  • 2023.1.7

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区寺町二条上がった全国的にも知られる老舗茶舗。その店舗内にある喫茶、茶寮。新年のお抹茶と和菓子をいただきました。

お正月の和菓子『花びら餅』とお抹茶で迎える新年

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中京区寺町二条上った場所。全国的にも知られ、創業300年余の歴史を誇る老舗茶舗「一保堂茶舗本店」。普段はデイリー使いのお番茶を求めて来店しますが、今回は新年を迎え併設の喫茶室『嘉木』でお抹茶をいただこうとやってきました。

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いつも師走はバタバタとしていて、お茶を楽しむ時間的余裕もありませんが、年明けにゆっくりお抹茶をいただくのを毎年の楽しみにしています。そして、お茶には季節の和菓子がセットになっていますが、この時期であればお正月の和菓子『花びら餅』がいただけ、それもこの時期だけの楽しみでもあり。

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この時は比較的まだ空いていましたが、この後すぐに満席に近い状態に。

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お軸はお正月らしい装いになっていました。お花は蝋梅と白いつぼみ状の椿。先客ありで撮影はできませんでしたが。

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そしてメニュー。通常のお抹茶や玉露、煎茶など。すべてに季節の和菓子がつきます。そして、今回のお目当ての新春抹茶『卯昔(うのむかし)』と花びら餅。お抹茶は濃茶と薄茶からチョイスでき、今回はお濃茶1980円のセット。

今回の花びら餅は京菓子の老舗『千本玉壽軒(せんぼんたまじゅけん)』のもの。花びら餅は1月10日までの提供で、その間市内の和菓子店の自慢の花びら餅が日替わりで楽しめます。なので、それぞれのお店の味に特徴があり、食べ比べてみると面白いですね。

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そして、こちらがお濃茶と花びら餅のセット。

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まずは花びら餅から。
宮中の行事食「菱葩(ひしはなびら)」を原形とし、お正月の代表的和菓子。
ごぼうと白味噌餡と淡いピンク色の餅を薄い求肥で包み、文字通り花びらに見立てた新春らしい華やかなお菓子。花びら餅もお店によって特徴があり、アクセントとして胡椒を使用したり、白餡が入っていたりいろいろ。

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こちらのものは白味噌の味がよく感じられる餡で、その周りにピンク色の求肥餅。とろけるほど柔らかく口溶けがスゴイです。ちょっと乳製品が入ってるの?と思えるようなコクを感じ、それがクセになるような。お店によってはお餅に卵白を加えて柔らか仕上げにしたり、その製法もさまざま。そして、特徴的なのが甘く炊いたごぼう。ちょっと面白い取り合わせのお菓子。

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そして、絵具のような鮮烈な緑のお濃茶。練り練りと濃厚仕上げで、どろりとした粘性が贅沢な味わい。お抹茶の持つ、旨味やコク、そして面白いんですが、これくらい濃厚なお抹茶ってある種チョコレートのような重厚さ。それがお濃茶の醍醐味というか。

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ひとしきり飲んだタイミングで、薄茶用のセットをお願いします。
コロナ禍前なら、この後店員さんがお茶碗に残ったお抹茶にお湯を注ぎ、茶筅で立てなおしお薄茶にしてくれ、2WAYでいただける趣向でしたが、現在はこのスタイル。

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セルフでお湯を注ぎ、お薄茶に仕上げます。貴重なお抹茶なので、きれいさっぱりとお薄にして完飲。

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美味しかったので、帰りに同じものを店頭で購入。まだまだ寒い巣ごもりの時間をお抹茶とともに楽しみたいと思います。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:一保堂茶舗
場所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:年末年始
関連URL: http://www.ippodo-tea.co.jp/

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