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日めくりカレンダーの代わりにいかが? トイレで元気をチャージする本

  • 2023.1.7
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つらく落ち込むときには、自分を守ってくれる言葉が心の支えになるものだ。踏ん張ってブレずにいるために、「自分をハッピーにする言葉」を持っておくとお守り代わりになる。

コラムニストのひきたよしあきさんの著書『トイレでハッピーになる366の言葉』(主婦の友社)には、毎日エールを送ってくれる言葉が1年と1日分収録されている。

ひきたさんは博報堂のクリエイティブディレクターとして数々のCMを手掛けるほか、スピーチライターとしても活躍している。また、大阪芸術大学、明治大学、慶應MCCなどで教鞭をとり、わかりやすい授業が人気だ。

本書では、トイレの中で、30秒ほどで読める名言を紹介。「人間は日々変化するのだから、ハッピーな言葉は毎日変わっていい」という思いが込められている。

2022年12月25日に八重洲ブックセンターで行われた発売記念イベントでは、子どもから大人まで多くの人が集まった。

制作中にアドバイスをもらったという教え子がゲストとして登場。「10代には分かりにくい表現や、押しつけがましい表現があると指摘され、校了ギリギリのタイミングで大掛かりな書き直しをした」などの制作秘話も語られた。

掲載されている言葉は、国内外の偉人の言葉やことわざ、四季の行事、習慣など、未来に残したい言葉を366日分ひきたさんがセレクトして、解釈を加えている。

例えば12月25日の言葉は、「世界は、きみを大好きだ」。そこには、次のようなメッセージが添えられている。

クリスマスの今日、
祝福されるのは、ほかの誰でもない
きみだ。
この一年のきみは、すばらしかった。
成長したとか、そんなことじゃない。

生きている。
それだけで、十分よくやった。

ひきたさんはこの言葉について、下記のようにコメントしている。

「トイレでハッピーになる366の言葉」を書いているとき、戦争が起こり、元総理の暗殺があり、世の中が憎しみに溢れていました。あれこれ考えた挙句、世界は、きみを大好きだ。と、書きました。
人を憎んでいるあの人も、人が怖くて動けなくなっているあなたも、人の世に疲れて、諦めているきみも心配するな、きみが思うほどに世の中はきみをきらいじゃない。
世界は、きみを大好きなんだ。と言い合う世の中になれば、みんなが笑って暮らせるようになっていく。
せめてクリスマスの日は、目の前にいる人を、世界中から愛されている人と思いたい。
そして何より自分も。今日、クリスマスを迎えられた自分の存在を、自分自身で褒めて、褒めて、褒めて、感謝したい。

クリエイターのパントビスコさんによる、なんともゆる~いイラストにもほっこりする。毎日使うトイレで、1日の元気をチャージしよう。

■ひきたよしあきさんプロフィール
ひきた・よしあき/コラムニスト。コミュニケーションコンサルタント。1984年、早稲田大学法学部卒。博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がける。政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動。また、大阪芸術大学、明治大学、慶應MCCなどで教え、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」と多くの支持を集める。教育WEB「Schoo」では毎回事前予約が約15,000人、朝日学生新聞社「みんなをつなぐ新聞WEB」では、毎回1,200人近い子どもと保護者が参加する人気。著書は現在17冊、累計24万部。『博報堂スピーチライターが教える言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)は、若手ビジネスマンのバイブルとなっている。

■パントビスコさんプロフィール
ぱんとびすこ/クリエイター。2014年から本格的に作品制作を開始し、総作品点数は1万点を超える。これまでに5冊の著書を出版し、現在はWEB連載、企業とのコラボレート、キャラクター制作など、幅広い分野で活躍中。SNSフォロワー数は約80万人。

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