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蔵前の新星ロースター〈LEAVES COFFEE ROASTERS〉|斉藤アリスのコーヒースタンド探訪

  • 2023.1.6

カフェ好きで知られるモデルの斉藤アリスの連載がリニューアル!今度は「コーヒースタンド」をテーマに、気になるお店をご案内します。

アリスが来た!
(左から)石井康雄さんと斉藤アリス。
お店の外観。

2019年に蔵前に生まれたロースター〈LEAVES COFFEE ROASTERS〉へ行ってきました。有名店のバリスタさんやコーヒー通の方に「おすすめのお店は?」と聞くと、必ず名前のあがるお店です。そしてオーナーバリスタの石井康雄さん、実は私がライターデビューした頃にご取材させていただいたことがあるんです。うれしい再会に笑顔が溢れる。

管理職の1年分の給料は下らない?高価な焙煎機。
1950年代の「Probat UG-15」。
入口に飾られた幸運の絵葉書。

お店に入ってまず目に飛び込んできたのは、大きな焙煎機。ドイツから取り寄せたという1960年代の「Probat UG-15」は、まるで蒸気機関車のよう。男のロマンを感じます。「上質な鉄は蓄熱性が高いので、豆の内部までしっかりと熱を伝えてくれます。それが優しくて立体感のあるコーヒーを作ってくれます」と石井さん。年代物なうえに海外製のため、日本とは電圧が異なり、動くまでに苦労したそうだ。
「もうダメかなぁと思った頃に小包が届いて、なぜかそのタイミングで稼働したんですよ。その小包に入っていた絵葉書は、験担ぎとして今でもお店に飾っています」(石井さん)。

石井さんが淹れてくれました。
ガスが少ないため泡立ちは控えめ。
エチオピアのゲシャ。

カフェがオープンしているのは、土日月と祝日のみ。それ以外の日はロースターとして、お豆の焙煎に集中しています。さっそく挽きたてのお豆を淹れてもらいました。「浅煎りだから新鮮な豆でもあまり泡が立たなんです」(石井さん)」。

いただきまーす。
2杯目はグアテマラ。
1杯のコーヒーと向き合う時間。

最初にいただいたのは、エチオピア産のゲシャ種。優しい柑橘の甘さのあとに、ジャスミンの花のような香りが鼻を抜けます。
「それぞれの産地と品種の個性を出すことを大切にしています。冷めてからの方がフレーバーを感じると思うので、ゆっくりと温度変化を感じながら楽しんでみてください」(石井さん)。

グルテンフリーのクッキー。
左はチョコのフレーバー。
塩気が効いていておいしい。

カウンター横では、コーヒーのお供になるクッキーを販売しています。京都市にある焼き菓子教室〈Kathy's Kitchen〉のもの。グルテンフリーのクッキーは、ほんのり塩気が効いていておいしい。実は絵葉書入りの小包を送ってくれたのが、このクッキーを作っているキャシーさんだったんです。なんだか運気、アップしそう!

コーヒーコンブチャ。
シュワっと爽快感!

埼玉県川口市のコンブチャブルワリー〈_SHIP〉とコラボした期間限定のコーヒーコンブチャも頂きました。
「うちのような浅煎りのコーヒー豆と、コンブチャは相性がすごくいいんですよ。いろいろ試した結果、1番相性の良かったケニアの豆を使っています」(石井さん)。コンブチャのもつ繊細な酸や甘さと、ケニアのもつベリーの風味が合わさって、とても爽やか!ノンアルのクラフトビールのようでした。

自家製ラテベース。
布製のコーヒーネル。
グッズコーナー。
近所にある支店〈Leaves Coffee Apartment〉。

お店の一角では、オリジナルグッズやお豆の販売も。地球環境と健康をテーマに、石井さんの選び抜いたこだわりの品々が並びます。今回、取材した本店のロースターから歩いて6分のところには、コーヒースタンド〈Leaves Coffee Apartment〉があります。こちらは月曜日以外、営業しているので、平日にはこちらへどうぞ。

〈LEAVES COFFEE ROASTERS(リーブス コーヒー ロースターズ)〉

東京都墨田区本所1-8-8
03-5637-8718
10:00〜17:00
火水木金休

趣味は世界のカフェ巡り。これまで訪れた10カ国と日本全国のお気に入りカフェ107軒を紹介した書籍『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』(枻出版)が発売中。

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