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リモートワークを一段と快適&充実させる5つのルール

  • 2023.1.6

新しい仕事をリモートで始めるなんて、数年前の私たちからしたら、完全に奇妙な話に思えたかもしれない。でも、パンデミック後のこの世界では、新しい仕事を生み出せる可能性だけでなく、多くの業界でリモートワークやハイブリッドワークが恒久的に採用されているおかげで、現在ではかなり一般的な働き方になった。

リモートワークで新しい仕事をスタートさせると、今までに経験したことのないような複雑さや居心地の悪さにも向き合うことになる。もしあなたが視覚型の学習者なら、新しい仕事のシステムやプロセスをひとりで習得していくことが、とても難しく思えるかもしれない。わからないことを誰かにその場で聞いて教えてもらうこともできない。新しい同僚や上司との信頼関係をどのように築いていけばいいのか、リモートだからこそ難しく感じることだってある。

求人市場「SEEK」が実施したリモートワークに関するオンライン調査によると、従業員の5人に2人が、会社の社風や企業理念を理解するのが難しいと感じている。

あなたもリモートワークを始めることになったのなら、もうビクビクする必要はない。少しの準備とコツさえ掴んでおけば、すべてうまくいくようになる(約束する!)。そこで今回は、リモートワークで仕事を円滑に進め、快適で充実したリモートワークライフを送るための専門家によるガイドラインを、オーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介!

1.初日の準備は入念に!

初日までに、人事部から送られてきた膨大な資料にはもう目を通した? まだなら、しっかり読んでおこう。「正式なトレーニングが始まる前に、会社から共有された関連資料はしっかりと読んでおき、これから共に働く仲間や職場環境について、よく理解しておきましょう」と話すのは、オーストラリアの大手求人サイト「SEEK」のキャリアコーチ、リア・ランバート。

できれば、ホームオフィスの空間も整えておこう。初日から仕事を円滑に進められるように、家の中の騒音や視覚的ノイズは最小限に抑えて、適切なワークスペースに整えて。

研修が順調に進んでいないと感じたら、早い段階で正直に伝えるようにランバートは助言している。「もう少し援助が必要だと、はっきり職場に伝えましょう。例えば、仕事で使用する電子機器やツールの設定が正常にできていなければ、最初の数週間で仕事のパフォーマンスや満足度に影響が出てしまうでしょう」と、ランバート。

2.スケジュールのシステムを管理する

昔ながらの方法で、紙を使って日記やリストを書くのが好きな人もいれば、オンラインのカレンダーやタスクアプリを活用するのが好きな人もいる。自分にとって最適なスケジュール管理の方法を見つけたら、それをずっと続けていこう。「毎日、毎週、毎月と分けて仕事のToDoリストを作成すると、優先順位を付けられて、モチベーションを維持するのに役立ちます。スケジュールを管理しやすいプロジェクトトラッカーやカレンダーというツールを使用するのもお勧めです」と、ランバート。

「大切な書類 (紙、またはデジタル化されたドキュメント)はきちんと整理して保管することで、効率的に素早く作業を進めることができます。また、在宅勤務の場合は、何回かに分けて必ず休憩時間を作ってください。会議の合間に少し外を歩くように決めておくだけでも、1日のモチベーションを保ちやすくなりますよ」と、ランバート。

3.テクノロジーのスキルを上達させる

2022年、「テクノロジーには疎いので......」といったところで、もう通用しないかも。とくに、テクノロジーの導入が進んでいる職場で昇進したいならなおさらのこと。「自宅で仕事を始める場合は、テクノロジーのスキルの向上に努めることが大切です。すべてがあなたにとって初めての経験であれば、外部でトレーニングを受講したり、前向きに独学して問題解決に取り組む必要があります」と、ランバート。

「ビデオ通話やメッセージのやりとり、プロジェクト管理に便利なツールは豊富にあるので、従業員がそれぞれリモートで作業をしながら、密接にコミュニケーションを取り合うことができます。このような働き方が初めてであれば、素早くスキルアップをすることが求められるでしょう」と、ランバート。

4.仕事以外で人とつながりを持てる方法を見つける

あなたが社交的ならとくに、在宅勤務の大きな欠点のひとつは、人との交流がまったくないこと。これに対し、ランバートのアドバイスは? 一人で自宅にこもって仕事をするなら、ペットの猫以外に、人と顔を合わせる時間を積極的に作ること。

「人と過ごすことでエネルギーをもらえる外向的な人は、仕事以外で人とつながれる別の方法を見つける必要があるかもしれません。一人で仕事をしていて気分が落ちてきたら、近所の喫茶店に歩いて行き、近所の友達とお喋りを楽しんだり、仕事の後にジムに通ったりするだけでも、十分にエネルギーを保ち続けることができるでしょう」と、ランバート。

5.自分の仕事を自己批評する方法を学ぶ

とくに周りからフィードバックをもらうことで、強いモチベーションを維持できる人にとっては、リモートワークをしていると、自分はよい仕事ができているのか、そうでないのかと気になってしまうことはよくある。何通もメールを送信して、仕事に関するフィードバックをもらおうとするよりも、自分の仕事を自己批判することを学び、自信をつけていこう。

「自分で自分の仕事を評価し、なるべく休めるときは休息をとってください」と、ランバート。まずはそれをやってみて、それでも他者からの評価や意見が必要だと感じたときは、「自分の仕事に関する意見やフィードバックが欲しいと同僚やマネージャーに相談し、あらかじめ双方で予定を立てるようにするといいですね」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: ISOBEL LARKIN Translation : Yukie Kawabata

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