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竹のおが粉が着火剤に!かわいくイヤなニオイもしない、SDGsな「TAKENOKO」

  • 2023.1.6

フレグランスメーカーが作る着火剤は、見た目もパッケージもおしゃれ!

アロマリードディフューザーの製造時に出る竹のおが粉に着目

リードスティック(左)の製造時に出るおが粉を着火剤に。キャンドルっぽい見た目がかわいい

フェザースティックを使う人、細い薪を組んで新聞紙などを使う人、火おこしの方法はキャンパーそれぞれ。でも、やっぱり楽で確実なのは着火剤です。種類もいろいろありますが、コロンとした見た目もキュートなこちらの着火剤「TAKENOKO」は、実は竹製のアロマディフューザーを作る時に出る、「竹のおが粉」からできています。

作っているのは、フレグランス商品を開発から販売まで手掛けているGRASSE TOKYO。キャンドル専門メーカーから分社化した会社で、長年の経験から業務用ろうそくやアロマキャンドルのノウハウもありました。

大量に出る竹のおが粉とキャンドル製造の技術。これを組み合わせて何かできないか?という発想から、TAKENOKOが生まれたのです。

ろうそくの技術が結集。匂いや煙が少なく、最後までしっかり燃える!

竹のおが粉と国内精製パラフィンワックスで安定した燃焼を実現

竹を使っているせいもあり、これ自体が小さな焚き火のよう。燃やすと、ほんのり竹の甘い匂いが感じられる

見た目でジャケ買いする女子も多そうですが、商品としてもすぐれもの。まず、竹というのがそもそも燃えやすく、火付きのいい素材です。ただし、燃えやすいだけに、そのままだとあっという間に燃え尽きてしまうのが課題。

そこで登場するのが、キャンドル専門メーカーならではのノウハウ!精製度が高く、不純物が少ない国内精製のパラフィンワックスを使い、竹のおが粉とワックスのしみこませ方、量などを調整。火を付けるとあっという間に大きな炎が上がり、5分から7分、長いものでは約10分も燃焼し続けます。

国内精製のパラフィンワックスだから、煤が出にくく燃焼が安定するというのもあるそう。石油系着火剤などにありがちな臭いもなく、バーベキューなど食材を使う時も安心です。

燃焼効率を追求して生まれた半球形の形状もポイント

もう一つのポイントは、半球形のこの形。上面を広く平らにすることで着火する面積が大きくなり、さらに側面と底部の球面から回り込むように炎が立ち上がることで安定した火力が得られるそう。

さらに、素材のおが粉はふんわりしていて適度な隙間ができるため、空気の層ができて燃焼しやすく、ワックスも内部までしっかりと流れ込んで燃焼時間が長くなるなどいいこと尽くめ!廃材利用で生まれた商品ですが、着火剤としてもとても理にかなっています。

この形はGRASSE TOKYOオリジナル。意匠登録も受けています。

竹のおが粉と紙の端材を使った「TAKENOKO×KAMINOOTOSHI」

紙製品を使う際に出る端材もアップサイクル。カラフルなアクセントに

TAKENOKOの姉妹品が、「紙」を混ぜ込んだTAKENOKO×KAMINOOTOSHI。業務用の複写伝票やルーズリーフなど、穴を開ける紙製品を作る時に出る端材も利用したアイテムです。

使われる紙の色も種類もランダムなので、まるで色とりどりの貝殻が散りばめられているみたいで綺麗。こちらも女子キャンパーを中心に人気です。15個入りで990円と価格も手頃なので、キャンプ好きな友人へのちょっとしたプレゼントやイベントの景品にもピッタリ!

使うほどゴミが減る。選ぶだけでちょっぴり自然にやさしいキャンプに

1袋で竹のおが粉100~120g、紙の端材30gを削減!

1袋に使う竹のおが粉の量は100~120g、紙の落としは約30gと、見た目よりもたっぷり使われています。10人が1袋ずつ使うと、それだけで竹のおが粉は1kg以上、紙の端材は約300gの削減に。「自然の中で遊ぶキャンプやアウトドアだから、どうせなら環境にやさしいアイテムがいい」と選んでいる人も多いそうです。

GRASSE TOKYOは、フレグランスやキャンドルのノウハウを生かして今後はブヨなどの虫よけになるボディミストや焚き火の匂いを消臭するファブリックミストなども検討しているそう。今後も、おしゃれ女子キャンパー注目のブランドとなりそうです!

【基本情報】
商品名:ファイヤースターター TAKENOKO
入数:15個
燃焼時間:約5~7分/個
全成分:竹のおが粉、パラフィン

商品名:ファイヤースターター TAKENOKO×KAMINOOTOSHI
入数:15個
燃焼時間:約5〜7分/個
全成分:竹のおが粉、紙の落とし、パラフィン

ほんのり甘い竹の香りも楽しみながら、いいこと尽くめの焚き付けを

消耗品の着火剤だからこそ、「使うほど環境にいい!」というのはちょっぴり心くすぐられるポイント。また、原材料が竹とパラフィンワックス、紙の落としのみで、ガソリンやアルコールといった揮発性成分がないため引火性が低く、安全なのもうれしいところ。

かわいい見た目も相まって、キャンプに持っていくと、他の仲間から「何それ?」と話題の種になるかも?次回のキャンプのお供にぜひどうぞ!

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