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「トラウマになる」Netflixドラマ『ザ・グローリー』、“悪役っぷり”が大絶賛を受けている女優たち

  • 2023.1.5

「はした金で。私は彼女の神様になった」

自ら台本の一行も書けない気象キャスターは、お金で雇った代筆の作家に「行きたい国を決めておきなさい」と休暇を与え、嘲笑った。

視聴者の怒りを誘発する皮肉な演技の主人公、Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』の悪役ヨンジンを演じた女優イム・ジヨンは2011年デビュー以来、現在最も注目されている。一糸まとわず繰り広げた映画『情愛中毒』(2014年)の時よりもさらに関心が高い。

“悪役”が成功への鍵

 

イム・ジヨンが演じたヨンジンは、日の暮れない白夜のような人生を生きる人物だ。しかし、その裏には学生時代の残酷な校内暴力でクラスメイトを苦しめた過去はもちろん、原稿の代筆、不倫など法と道徳の境界を巧妙にあざ笑う二重性が潜んでいる。

ヨンジンは建設会社の代表であり夫であるドヨン(演者チョン・ソンイル)の前では偽りの笑みを浮かべる「良い妻」だが、自身の過去を知っている学生時代の友人の前や職場では躊躇なく悪態をつく。そんななか、自分が苦しめたドンウン(演者ソン・ヘギョ)が娘の担任教師として赴任すると、焦りと不安をあらわにする。

(画像=Netflix)イム・ジヨン

去る12月30日、『ザ・グローリー』パート1の1話から8話が公開されるやいなや、ソン・ヘギョの演技変身と共にイム・ジヨンの悪態ぶりも話題を集めた。

美しい顔で優しく微笑んでいたヨンジンが毒気を抱いた笑顔のシーンは、自然と鳥肌が立つ。一部の視聴者からは“韓国版女ジョーカーの誕生”と言われ、絶賛されている。

(画像=Netflix)イム・ジヨン

イム・ジヨンだけではない。

『ザ・グローリー』で学生時代のヨンジン役を演じたシン・イェウンもやはり、これまで「主演ドラマは大コケ」「演技力不足」と言われた酷評を晴らし、再注目されている。

シン・イェウンが演じた学生時代のヨンジンは、ドンウン(演者チョン・ジソ)を身体的・精神的にひどく痛めつけるいじめの主導者だ。ヨンジンの連れであるジェジュン、ミョンオ、サラ、ヘジョンらはドンウンの体を痛めつける。男子のジェジュンとミョンオは、性的な暴力まで加える。ネット上では「トラウマになる」「いじめのシーンだけは見れない」「本当に演技か?」などの声が上がっているほどだ。

清純なイメージのシン・イェウンは、制服を着て長いストレートヘアを垂らし、残酷な校内暴力の主犯であるヨンジンをみごとに演じ、変身に成功した。

(画像=Netflix)シン・イェウン

他にも校内暴力の加害者の一人であるジェジュン役のパク・ソンフン、サラ役のキム・ヒオラなども成功的な演技変身で視聴者に強い印象を与えている。これまで穏やかだったイメージがインパクトのある一発でさらに深い印象を与えたわけだ。

魅力的な悪役は演技者として印象を残す

俳優の立場としては悪辣だが、魅力的な悪役はイメージ変身に最適化されたキャラクターだ。

成功的な演技変身を成し遂げた時、視聴者の反応があふれるからだ。

実際、ドラマ『ペントハウス』の主演女優キム・ソヨン、イ・ジア、ユジン、俳優のオム・ギジュンなどは劇中の悪人演技で視聴者の賛辞を受け、チョン・ソジン役のキム・ソヨンは2021年の『SBS演技大賞』で大賞のトロフィーを手にしている。

(画像=SBS)『ペントハウス』キャプチャー

スクリーンでもインパクトのある悪役を探す演技者が増えている。

俳優ソ・イングクは昨年公開の映画『オオカミ狩り』で第一級殺人の指名手配者パク・ジョンドゥ役を演じ、演技人生で最も強力な変身を図った。

ソ・イングクの熱演に支えられ、『オオカミ狩り』は第47回トロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門にノミネートされた。さらに、今年4月7日には日本全国で公開することが決まっている。

(画像=『オオカミ狩り』)
(画像提供=ShowBox)『非常宣言』

俳優のイム・シワンもやはり、映画『非常宣言』で見せたサイコパスぶりが脚光を浴びた。優しそうな顔とは違って、狂気に満ちた目つきに圧倒されたと評価された。

なお、役者たちの強烈な悪役っぷりが話題のNetflixドラマ『ザ・グローリー』はパート1が現在配信中で、パート2が2023年3月から公開予定だ。

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