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横浜FM天野純が全北現代にレンタル移籍!韓国王者から“因縁のライバル”へ「目標は優勝とベスト11」

  • 2023.1.5

韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは1月5日、昨季に蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)でプレーした元日本代表MF天野純(31)を横浜F・マリノスからレンタル移籍で獲得したことを発表した。

1991年7月19日生まれの天野は横浜FMの下部組織出身で、順天堂大学を経て2014年に横浜FMでプロデビュー。2019-2020シーズンはベルギーのロケレンにレンタル移籍でプレーし、復帰後、2021年まで横浜FM一筋で活躍した。J1リーグでの通算成績は158試合16ゴール。

そして2022シーズンは蔚山現代にレンタル移籍し、Kリーグの舞台に初挑戦。左足から繰り出す精度の高いフリーキックやパスを武器に主力として活躍し、リーグ戦30試合に出場して9ゴール1アシストを記録。蔚山現代の17年ぶりKリーグ制覇に貢献した。

「優勝と年間ベスト11受賞を成し遂げたい」

 

天野は加入に際し、全北現代を通じて「全北現代は優勝をたくさんして、ACLにも常に出場するチームなので、マリノス時代からよく知っていました。個人的には今シーズン、優勝と年間ベストイレブン受賞を必ず成し遂げたいです」と意気込みを伝えた。

また、レンタル元の横浜FMを通じては、「マリノスファン・サポーターの皆様へ。昨シーズン、Kリーグでタイトルこそ取りましたが、まだ自分自身のパフォーマンスに納得する事ができませんでした。もっとできたし、まだまだやるべき事があるのではないかと。もう一段階厳しい環境に身を置き、さらに熾烈な競争を勝ち抜く事で、自分が理想とする姿に到達できるのではないかと思い決断しました。すべての経験をいつかF・マリノスに還元できるように、もう1年、韓国での挑戦を続けます」と強い覚悟を明らかにした。

(写真=全北現代)天野純

全北現代で日本人選手がプレーするのは、2020~2022年夏まで在籍したMF邦本宜裕(25、カーザ・ピアAC)以来2人目だ。

浦和レッズユース出身で元アビスパ福岡の邦本は、慶南(キョンナム)FCを経て2020年に全北現代に加入。以降は主力として2度のリーグ優勝、2度のFAカップ優勝を経験するも、2022年夏に飲酒運転摘発により契約解除となり、現在はポルトガルのカーザ・ピアACでプレーしている。

2022シーズンはFAカップで優勝するも、Kリーグでは“因縁のライバル”蔚山現代に後塵を拝し2位、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では浦和レッズとの死闘の末ベスト4に終わった全北現代。

王座奪還に燃える2023シーズンに向けては、天野をはじめドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンでプレーしていた韓国代表FWイ・ドンジュン(25)のほか、MFイ・スビン(22)、MFキム・ゴヌン(25)、MFオ・ジェヒョク(20)、Gkチョン・ミンギ(26)を獲得。さらにはチェルシーを率いたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験したロベルト・ディ・マッテオ氏をテクニカルアドバイザーに招へいするなど、今冬に積極的な動きを見せている。

なお、全北現代は今月16日から2月15日にかけてスペインのバルセロナとマルベーリャで春季キャンプを実施する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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