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朝鮮王朝以外の時代を舞台にした傑作時代劇を見るならこの3本!

  • 2023.1.5

韓国時代劇というと朝鮮王朝を舞台にしたドラマが圧倒的に多いのだが、1392年に建国された朝鮮王朝以前の時代を扱った作品にも傑作がある。

韓国ドラマをジャンル別に紹介した新刊『韓国ドラマ!推しが見つかる究極100本』(星海社)を執筆した康熙奉(カン・ヒボン)さんに、朝鮮王朝以外の時代劇でお勧めに最適な3本を選んでいただいた。「この3本は絶対に面白いです」と太鼓判を押す康熙奉(カン・ヒボン)さん。順に紹介していこう。

新羅を舞台にした時代劇『花郎(ファラン)』

写真=KBS『花郎』ポスター

(2016~2017年/KBS/全20話) 出演者(役名) パク・ソジュン(ソヌ=ムミョン)、パク・ヒョンシク(ジディ=真興王)、V〔BTS〕(ハンソン)、Ara(アロ)

古代の新羅(シルラ)時代に活躍した青少年の育成組織「花郎」が物語の中心になっている。パク・ヒョンシクが演じた真興王が身分を隠して「花郎」に加わってストーリーを盛り上げ、親友の死の真相をさぐるために「花郎」で奮闘する若者をパク・ソジュンが演じた。

とにかく壮大なスケールが持ち味のドラマであり、イケメン揃いの出演陣も本当に豪華だ。さらに、古代の戦闘シーンが迫力満点であった。同時に、新羅の王室と高官の勢力争いがスリリングに描かれ、古代のラブロマンスも抒情的で心がときめいた。最後まで見どころが本当に多い傑作だった。

高句麗を舞台にした時代劇『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』

写真=Victory contents

(2021年/KBS/全20話)
出演者(役名)/キム・ソヒョン(ピョンガン王女)、ナ・イヌ(オン・ダル)、イ・ジフン(コ・ゴン)、チェ・ユファ(ヘ・モヨン)

韓国では誰もが知っている昔話の「ピョンガン王女と馬鹿のオン・ダル」。高句麗(コグリョ)の王女が馬鹿と呼ばれたオン・ダルの妻になって夫を立身出世させるという逸話なのだが、それをモチーフにして作られたのが『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』である。

ピョンガン王女(キム・ソヒョン)は悪徳高官に母を殺されたが、苦難の末に愛国心が強い王女として育ち、オン・ダル(ナ・イヌ)と一緒に高句麗を救うまでを歴史巨編として描いている。戦う王女を強い意志で演じたキム・ソヒョンの演技力が素晴らしかった。


高麗王朝を舞台にした時代劇『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』

写真=『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』公式サイトより

(2016年/SBS/全20話)
出演者(役名)
イ・ジュンギ(ワン・ソ)、IU(ヘ・ス/コ・ハジン)、カン・ハヌル(ワン・ウク)

イ・ジョンソクとの交際を報じられたIUが魅惑的なヒロインを演じたファンタジー時代劇。彼女が扮したのは現代から高麗(コリョ)時代にタイムスリップした女性。なんと、皇室にいたヘ・スに魂が移ってしまった。周囲はイケメン皇子ばかり。特に、第4皇子のワン・ソ(イ・ジュンギ)と第8皇子のワン・ウク(カン・ハヌル)が目立っていた。

2人はライバル同士としてヘ・スの心を射止めようとする。その過程がとても面白い。しかも、王位を狙う皇子たちの争いも熾烈をきわめ、歴史実録物語としても見応えがある。高麗時代の雰囲気も見なれた朝鮮王朝とは違っていて興味深い。

文=「韓ドラ時代劇.com」編集部

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