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白黒ギアでスタイリッシュに決める!ようこそ、モノトーン沼へ。【僕たち「モノトーン」キャンパーです】

  • 2023.1.5
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連載企画「僕たち○○キャンパーです」

キャンパーの数だけ、独自のキャンプスタイルがあります。そんな個性にあふれたキャンプスタイルの中でも、特に「尖った」スタイルでアウトドアを楽しむキャンパーを紹介する連載企画「僕たち○○キャンパーです」。毎回1組のキャンパーに密着し、気になる「実際どうなの?」や、ユニークなキャンプの魅力を探ります。

「自分とは違うスタイルだけど、楽しそう!」そんな誰かのキャンプを知ることが、まだ見ぬ新しい世界への入り口かも!?あなただけのキャンプスタイル、教えてください!

トレンドから抜け出した「モノトーン」なサイトを発見!

キャンプギアの最近のトレンドと言えば、「アースカラー」。大地や植物などをイメージした色のギアは、周囲の自然に溶け込む点が人気です。そんな王道スタイルから逸れた道を行くのが、今回ご紹介する「モノトーンキャンプ」。白と黒を基調としたギアが彩るサイトは、他のどれとも違う、洗練されたスタイリッシュな印象を与えてくれます。

ただただ白黒のギアを集めて並べるだけでは、このように目を奪う統一感は出せないはず・・・!モノトーンキャンプをクールに決める秘訣を探るべく、徹底取材しました!

「モノトーンキャンパー」、Kentyさん

今回紹介するのは、愛知県のキャンパー、Kentyさん(Instagram:@_kenstaaa__)。ヘリノックスのノナドームとランドクルーザープラドを中心に、白と黒のギアでサイトを統一した「モノトーンキャンパー」です。

【キャンパーデータ】
キャンプ歴:約6年
スタイル:ソログルキャンをメインに、月に1~3回。お酒を飲むので、のんびり宿泊派。
キャンプ場:荷物が多めため、車を横付けできるオートキャンプ場を選びがち。大型連休には、2泊3日で遠方へ行くことも。

モノトーンキャンプを始めたワケ

MacOneタープ solworksモデル

――早速ですが、モノトーンキャンプにはまったきっかけは?

Kentyさん:最初は特に意識せずにキャンプギアを購入していましたが、その頃から「何にでも馴染むから」という理由で黒のギアを選ぶ傾向はありました。そんな時、運良くMacOneタープのsolworksさんモデルの抽選に当選し購入。そこから「白黒(モノトーン)で揃えてみよう」と思い立ったのがきっかけです。

モノトーンなギアのラインナップ、大公開!

――まずはモノトーンギアがどれだけあるのか、その一部を確認させてもらいましょう。

【モノトーンギア一覧】
・ヘリノックス ノナドーム
・MacOneタープ solworksモデル
・スノーピーク シェルフコンテナ25
・ナンガ オーロラ600DX オールブラック
・GIMMICK 2Wayコット
・CAMP GEEKS Bridge-top&Stand
・イワタニ 焼き上手さんα
・イエティ ハーフガロンジャグ
・トヨトミ 石油ストーブ KS-67B
・エナーボックス
・コロニスタ CONPE10
・BRUNT チェックメイト(インディアンハンガー)
・フュアーハンド、デイツのオイルランタン
・ANOBA ブリザードソフトクーラー 25L
・ONE OR EIGHT 5T9i & FBp

――こんなにたくさん・・・!特に「推し」のモノトーンギアを教えてください!

イチオシギア①:スノーピーク・シェルフコンテナ

Kentyさん:「シェルコンカスタムは沼」なんていう言葉をよく目にすることがあるのですが、まさにその通り。自分も例に漏れず、カスタムに絶賛ハマり中です。見た目のカッコ良さのためもありますが、脚や天板を付けることで使い勝手がグンと上がります。荷物を入れて運んできたコンテナがそのままテーブルとして使えるし、細かいギアは使うときにサッと出してすぐしまうことができるのでサイトもスッキリして見える。もうこれだけでいいじゃん、という感じです。
自分はシェルフコンテナ25を2つ所有していて、1つはDIYでチッピング塗装をして黒色に、もう1つはあえて純正のままのシルバーにステッカーを貼ってカスタムしています。

イチオシギア②:CAMP GEEKS・Bridge-top

Kentyさん:シェルフコンテナに連結、ブリッジして使うテーブルです。フレームはIGT(スノーピーク・アイアングリルテーブル)規格になっているので、アイデア次第で色々できるのが魅力的ですね。
自分はこのテーブルに、フラットバーナーやLumico38(光る天板)をインストールして使っています。

イチオシギア③:ONE OR EIGHT・5T9i & FBp

Kentyさん:「純正のままだと、乗せるものによっては不安定になってしまうのをどうにかしたい!」という目的で作られた、フラットバーナー用の五徳(5T9i)とそこに取り付けられる風防(FBp)です。これによって風の強い日でも、弱火のコントロールが思うがままです!

存在感のあるテントと愛車が、モノトーンキャンプの核。

白黒テント、ノナドームの魅力

――モノトーンキャンプの基礎となっているのが、ヘリノックスのテント、ノナドームですね。

Kentyさん:なにより見た目が最高です。SF映画に登場するような近未来的なルックス。他のカラーラインナップもありますが、白黒の2トーンが自分のモノトーン系サイトには合っているなぁと感じています。加えて設営・撤収が簡単です。慣れれば15分程度で設営できます。あとはサイズ感が自分に合っている点。直径4mというサイズが絶妙です。自分は比較的ギアが多めなので、すべてを幕内に配置できるサイズでありながら、適度に余裕もあるのが丁度いいんです。

ランドクルーザープラドもモノトーン!

――愛車のランドクルーザープラドも白黒で、サイトの統一感を格上げしています。どんな点が魅力ですか?

Kentyさん:安定感・安心感が段違いなところ、ですかね。そこはさすが世界のランクルって感じです(笑)
また、見た目の割に取り回しはしやすく、荷物もたくさん詰めるところもgood。日本の道路で走るのにも不自由にならない程度のサイズ感なのもいいですね。

単純なようで奥深いのが、モノトーンキャンプ。

トヨトミ 石油ストーブ KS-67B

ナンガ・オーロラ600DX オールブラック

――モノトーンギアはどうやって見つけるんですか?

Kentyさん:基本的にはInstagramで気になったものをネットで深掘りして調べることが多いです。
あとはシンプルに「◯◯ グレー」とかで検索したりすることもあります(笑)

――「白と黒」の単純な2色だけではないんですね!

Kentyさん:モノトーンの中でも、白色は少し青めのグレーが混ざった(コンクリート打ちっぱなしの壁のような)白が好きで、黒色はベタ塗りの純粋な黒が好きです。

コロニスタ CONPE10

BRUNT・チェックメイト インディアンハンガー

――購入の決め手となるのは?

Kentyさん:割と直感と勢いで買うことが多いです。ビビッとくるかどうか。あとは、「コラボ」とか「限定」っていう言葉に弱いですね(笑)
本体を持っていないのにカスタム品から買ってしまうこともしばしばあります...。

――統一感に圧倒されます。バランスよく仕上げるコツはあるのでしょうか?

Kentyさん:シンメトリーにしたり、規則的に配置することを意識しています。あとは物件などと同様に、できるだけ動線は考えるようにしています。せっかくのキャンプで、モノを取るために立ったり座ったり無駄に動き回るのはもったいないので。

――白いギアはどうしても汚れが気になりそう・・・。お手入れはどうしていますか?

Kentyさん:撤収前に泥や砂ぼこりをしっかり拭いて落としさえすれば、意外とそこまで気になりません。
その日の汚れはその日のうちに。汚れたまま収納して数日放置、みたいなことはしないようにしています。

難しいから楽しい、モノトーンキャンプのススメ

モノトーンキャンプ挑戦者への手引き

――やはり、サイトのカラーバランスが難しそうです。

Kentyさん:あくまでモノトーンなので、ブラックでもなければホワイトでもない。明るめのサンドカラーやウッドなんかが入っても面白いと思います。しかしうまくバランスを保ちながらギアを増やしたり減らしたりしないと、気づいたらブラックキャンプ+他の色のギアみたいな比率になっていた、なんてことも。どっち付かずの中途半端な状態に見えないようにまとめるのは苦労するところかなと思いますが、今の時代はSNSでサイトレイアウトを投稿されている方が多くいらっしゃいます。全世界のキャンパーさんの投稿を参考に、自分の中でしっくりくる比率をシミュレーションするのもいいと思います。


ペグの傍らで、気取ったポーズのスパイダーマン。

モノトーンにこだわっても、遊び心は忘れない。

――モノトーンキャンプの魅力はずばり、何だと思いますか?

Kentyさん白の「上品で爽やかなイメージ」と黒の「男前で力強いイメージ」のいいとこ取りができるところです!

モノトーンへの情熱は止まらない!

焼き上手さんα モノトーンカスタム

――今狙っているモノトーンギアは?

Kentyさん:CAMPHILLSさん別注のバリスティクス ミニローバーテーブルです。カーボンの天板とシルバーのフレームが絶妙にカッコいい!

――今後の抱負を教えてください!

Kentyさん:サイトを正面から見た時に、白→グレー→黒とグラデーションに見えるようなレイアウトに挑戦したいです!実現のために足らないギアもありそうなので、少しずつアップデートしていきたいと思っています。

――ありがとうございました!

一見キャンプとは無縁にも思える「スタイリッシュさ」や「クールさ」が光り、キャンプ場で唯一無二のオーラを発揮するモノトーンサイト。これほどのモノトーンギアが存在することにも驚かされます。王道の「アースカラー」からあえて外れてみることで、自分らしいサイト作りのヒントが見つかるかも!そんな気づきを与えてくれる、モノトーンキャンプの世界でした。

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