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夫を変えようという考えにあった盲点『パパの育児力アップを目指して』

  • 2023.1.3
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子育ては夫婦ふたりが協力して取り組む長期的なプロジェクト。妊娠がわかったその日から夫婦だけでなく、「親」という役割が加わります。でも、おなかにわが子の命を感じている妻と、今までと生活に変化を感じない夫とでは、親心の温度にも差が。たままま(@decoboco.tama)さんのマイペースな夫も、なかなか親になれずにいました。そこでたまままさんが考えた作戦とは?「パパの育児力アップを目指して」を紹介します。

マイペースな夫を理想的なパパに育てる?

夫婦だからと言って、何でも意見が合うわけではありません。結婚してから気づく価値観の違いもあるはず。親になると、子育ての方向性も取り組み方も異なっていることに気づくかもしれません。

たまままさんはマイペースで結婚前と生活ぶりが全く変わらない夫を、理想的なパパに育てようと奮闘します。「しっかり者の学級委員長タイプ」の妻と「クラス一のやんちゃタイプ」の夫、親になっても二人は正反対です。

たまままさんの作戦、まずは子育てのいいとこどり。かわいさを実感できるようお風呂タイムを任せることに。周囲の反応にも助けられ、夫も意欲的になるのですがすぐにやってきたスランプ。やがて夫婦の会話も減り、ギクシャクします。

カウンセリングをきっかけにこれまでの自分の考え方や取り組み方について真剣に考えたたまままさん。夫を自分の願い通りにコントロールしようとするのではなく、パートナーとして信頼して助け合うことの大切さに気づきます。

当初目指していた「夫の育児力アップ」はかなったのでしょうか。

パパを育てるという考え方が間違っていた?

子どもが泣いていても、頼まないと抱っこもしない。抱っこはしてもスマホに夢中で全然あやさない。夜泣きの対応はいつもママまかせ…共感しかないエピソードの数々。筆者にも同じような記憶がたくさんあります。

幸か不幸か、筆者はたまちゃんのように作戦を立てる心の余裕はなかったため、すぐに夫にわかりやすいSOSを送りましたが、たまちゃんはしっかり者で頑張り屋さんなタイプだからこそ「夫の育児力を育てよう」と使命感に燃えたのかもしれませんね。

親として二人の足並みがそろうのにいくつかの岐路があったように思いますが、印象的だったのは、第三者のアドバイスを求めたこと。

息詰まったときは、誰かに助けを求めることをためらわないようにしましょう。ピッタリのアドバイスがもらえることもそうでないこともありますが、自分たちを見つめなおすきっかけになるかもしれませんよ。

夫婦とはいえ以心伝心はない、気持ちは言葉にして

夫に育児力をアップさせることばかりを考えていたときより、素直に気持ちを伝えた方がうまくいくことに気づいたたまままさん。親として肩の力が抜けただけでなく、自分らしさも取り戻せたように感じているようです。

夫婦とはいえ1人ずつの別の人間。親としての自覚が育まれたり、上手に育児に取り組んだりできるまでは時差や温度差があるのは仕方のないことです。あきらめず、お互いに気持ちを打ち明けながら、ちょっとずつ両親としてチームになっていくのかもしれません。

夫婦と親のあり方を考えさせられる作品『パパの育児力アップを目指して』これから親になる方も、いまその温度差に悩んでいる方にも読んでほしい作品です。

著者:ゆずプー

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