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「この時期が来たか。」私が【お正月に義実家】に行きたくない理由とは?

  • 2023.1.2

Xさんが嫁いだ先は、昔ながらの風習を大事にしている家で、年末年始は大忙し!結婚したてだろうが赤ちゃんがいようが、御構い無し!『嫁は駒』とでも思っているかのようなXさんの義実家での年末年始エピソードをお伝えします。

画像: ftnews.jp
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必ず30日の夜か31日の朝までには帰省しなければならない

年末年始の準備は買い出しから始まるとのことで、Xさんは30日の夜、どんなに遅くても31日の朝までには義実家に帰省しないといけないという決まりがあるそうです。30日の夜に着けば、翌朝は早朝から魚市場などに魚の買い出し、31日であれば野菜や精肉類を車で1時間かかる場所まで開店時間に合わせて向かわなければいけないのです。

おせち料理の支度は必須

おせち料理の支度は、帰省する前から始まっているそうで、各親戚の家で持ち寄りを分担するそうです。その中でも、Xさんは黒豆担当のようで、黒豆をしっかり黒くふっくら焚き上げるためにクリスマスの翌日から取り掛かるそうです。もちろん、豆を買うお店や材料は義実家の指定とのことです。結婚したての頃に黒豆が全然黒く出来なくて持ち寄ったら、「あらあら・・・」と言われてそのままお正月に出されてしまい、親戚一同から「これ、黒豆じゃないねぇ〜w」と笑い者にされてしまったそうです。

元旦の朝は台所から動いてはいけない

そして元旦は、もちろん台所から動くことは許されません。おせちやお雑煮の用意で朝早くから目覚めて大忙しで準備です。パジャマで台所に立つわけにもいかないし、台所にいたらそのまま親族の前に出ていかなければいけないので、朝は4時に起きて着替えやメイクなど身支度を済ませて、5時には台所に立って準備をしなければいけないのです。

三が日は毎日宴会。嫁はお酌係

そして元旦の夜からは宴会が三日三晩続くそうで、そこからは台所と大広間の往復が嫁の仕事。お料理を持って行きつつ、親戚にお酌をしながら話を聞きつつ、行ったり来たりと忙しなく動き続けるそうです。そのため、子供の面倒も全く見れずに夫に子守を任せるのですが、夫も親戚から酒を飲まされるので、子供がぐずったり寝かしつけの時にはXさんがちょっと中座して面倒を見るのです。

そんな怒涛の義実家での年末年始を過ごすようになって数年が経ったそうですが、「最初は『こんな家、もう関わりたくもない!黒豆なんかどーでもいい!』って泣いてたけど、今となってはイベントと割り切って、いかに華麗にこなしていくかを楽しみにしてやってるよ〜♪黒豆の黒さも誰にも負けないわ!」とXさんが話すのだから驚きです。郷に入りては郷に従え、なのか、義実家のしきたりに染まっていけたXさんはラッキーだったのかもしれません。

ftnコラムニスト:南さおり

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