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箱根駅伝の主催者はどこ?テレビ視聴率30%でスポンサーは元をとれる?

  • 2023.1.2

お正月のビッグイベント「箱根駅伝」。毎年30%近くの世帯視聴率を誇る人気番組ですが、主催者やスポンサーはどこなのでしょうか?

■主催者は関東学生陸上競技連盟

箱根駅伝の主催者は関東学生陸上競技連盟(関東学連)です。

読売新聞が共催していて、特別後援は日本テレビ、後援は報知新聞とメディア関係は読売グループが独占しています。1987年から始まったテレビ中継は、日本テレビによる全国ネットでの完全生中継です。

■サッポロはテレビ中継開始以来の筆頭スポンサー

特別協賛のサッポロホールディングスはテレビ中継開始以来の筆頭スポンサーで、2023年に開催される第99回大会で37年目になり、スポンサー料は1回で10億円を超えるともいわれています。

協賛スポンサーとしては、ミズノ、トヨタ自動車、セコム、敷島製パンと業界大手が並びます。2023年の第99回大会では、NTTドコモや大和ハウス工業、共立メンテナンス、スーモなども名を連ねています。

■ユニフォームへのスポンサーロゴ表示が解禁

各出場校には、スポーツメーカーが自社ユニフォームを提供しており、アディダスやナイキ、ミズノ、アシックスなどの人気メーカーがほぼ独占しています。

さらに、2021年大会からはユニフォームに一般企業や自治体などのスポンサーロゴが入れられるようになり、話題を呼びました。それまで世界陸連の規定で所属大学とユニフォームメーカーのロゴ使用に限られていたのが変更されたのです。

例えば、明治大学はサトウ食品、駒澤大学は日能研、青山学院大学は毎年合宿する新潟県妙高市、山梨学院大学は地元の山梨中央銀行というように、ユニフォームメーカーと違ってばらつきがあり、スポンサー料の相場は数百万円から1,000万円ほどといわれています。

お正月の2日間にわたり、画面の前に視聴者をクギ付けにする箱根駅伝。スポンサーとして大金を払っても、自社のイメージアップや高い宣伝効果につながれば十分採算がとれるのでしょう。

文・渡辺友絵
流通系業界紙編集部で取材や執筆、編集業務に長年従事し、ビジネス系著書なども発行。 現在はライター・編集者として、通販やECを中心に経済、小売、法律、金融、教育、ジェンダーなどの記事を紙媒体やWEB媒体に執筆しています。

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