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18歳成人にお年玉って正直あり?お年玉「いつやめる問題」を大調査

  • 2023.1.1
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いよいよお正月。毎年この時期に頭を悩ませるのが「お年玉」です。

「何歳まであげるのか」「もうあげるべきではない年齢とは?」さらに「どの範囲(続柄)まであげるのか」……と、悩んでしまいますよね。

そこで、fuelle編集部では上記3つの質問を中心にアンケート調査を実施しました。

■「高校卒業まであげる」が1位で範囲は「おい・めいまで」が大多数

「何歳まであげるのか」を質問したところ、「高校卒業まで」が1位で26%を占めました。2位は「社会人になるまで」で22%、3位は「大学卒業まで」で18%でした。続いて「15歳まで」が10%、「18歳まで」が8%、「20歳まで」が6%となりました。

18歳成人にお年玉って正直あり?

「もうあげるべきではない年齢」についても聞いてみました。すると「社会人になったら」を挙げる人が多く、年齢にかかわらず「就職したら」との回答も目立ちました。

さらに「あげる範囲(続柄)」を尋ねたところ、「おい・めいまで」が66%と大多数で、「いとこまで」が18%、「自分の子まで」が16%でした。

18歳成人にお年玉って正直あり?

■「何歳まで?」の回答と理由はさまざま

「何歳まであげるのか」で最多だった「高校卒業まで」は、「バイト禁止の高校も多く自分で稼げない」からあげる、との意見が目立ちました。卒業後にあげなくなる理由として、「高校卒業は自立のタイミング」「高校卒業後社会人になる人もいる」「18歳で選挙権もあり成人として扱われる」などが挙がりました。

2位の「社会人になるまで」と3位の「大学卒業まで」は、「社会人になるまでは安定収入がない」「学業が第一」などの理由であげることが分かりました。

最年少の「15歳まで」は、「高校生になればバイトができる」「お金を稼ぎ使い方を学ぶのに適した年齢」などの意見が出ました。

全体を見ると予想以上に回答がばらけましたが、注目したいのは「2022年から成人年齢が18歳に引き下げられた」ことを、あげなくなる理由とした回答が複数あったことです。

■「あげるべきではない」のキーワードは「社会人」と「就職」

「もうあげるべきではない年齢」については「社会人」や「就職」がキーワードとみられ、年齢に関係なく「学生でなくなったらあげるべきではない」と考える人が圧倒的多数のようです。

その一方で、「年齢は各家庭の事情によるのでは」という意見もみられました。

■「おい・めい」が多い理由は「お正月に集まるから」

あげる範囲(続柄)は「おい・めいまで」が圧倒的多数で、「毎年お正月に集まるから」との理由が目立ちます。中には「年金生活になれば両親と義両親にもあげる予定」という心温まる回答もありました。

悩ましいともいえるお年玉問題ですが、アンケート結果からは回答者それぞれが自分の経験や一定の信念に基づき、年齢や対象を決めていることが分かりました。

もらう側にとっても、お金の大切さや社会について考えることができるよい機会かもしれません。

※fuelle編集部がクラウドワークスでアンケート調査(n=50)

文・渡辺友絵
流通系業界紙編集部で取材や執筆、編集業務に長年従事し、ビジネス系著書なども発行。 現在は経済、小売、法律、金融、教育、ジェンダーなどの記事を執筆している。

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